静岡県にある伊豆は、豊かな自然に囲まれた人気の観光スポットです。伊豆に思い入れのある方のなかには、死後は伊豆の近海に散骨をしてほしいと思っている方もいるのではないでしょうか。
しかし、散骨は条例で禁止しれている自治体もあるため、注意が必要です。また、まだ新しい供養方法である散骨は具体的な方法が分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は伊豆で散骨ができるのか、また散骨をする際に注意しなければならない点やマナーについて、詳しく解説をしていきます。さらに、シーセレモニーの散骨プランについても紹介しますので、今後散骨を検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
伊豆で散骨できる?
結論として静岡県の伊豆近海で海洋散骨はできます。
主な方法として自分で海に赴き散骨するか、事業者に依頼して散骨クルーズを実施してもらう必要があります。少し離れていますが、東京・神奈川県で運営している事業者に依頼して相模湾で実施することも方法の一つといえます。
散骨する際の注意ポイントとマナー
散骨を行う場合、注意しなければならないポイントやマナーがいくつかあります。代表的なものは以下の通りです。
必ず遺骨を粉骨する
散骨とは、ご遺骨を海や山に撒くことで供養する方法です。しかし、ご遺骨をそのままの形で撒いてしまうと、死体遺棄罪などの罪に問われる恐れがあります。
このような理由により、散骨で使用する遺骨は元の形が分からないように、必ず粉骨を行う必要があります。粉骨する場合のサイズの目安としては、1片の長さを2ミリ以下にするのが望ましいです。
関連記事:散骨に必要な粉骨を自分でする方法はある?準備するものや注意点を解説
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粉骨作業はできれば業者に依頼
粉骨は、個人がハンマーやすり鉢などを用いて一人で行うことも可能です。しかし、人一人分のご遺骨を粉骨する作業は、肉体的だけではなく精神的にも辛くなるといいます。
そのため、強いこだわりがなければ、粉骨専門業者に依頼をするのが得策です。その場合は2021年に厚生労働省が公表した「散骨に関するガイドライン」に則って粉骨を行っている業者を選ぶと安心できます。
散骨する場所選びは慎重に
現在の日本の法律では散骨を規制するものはありません。だからといって、どこに散骨をしてもいいというわけではなく、他の人へ配慮する必要があります。
例えば、海洋散骨の場合、海水浴場や養殖場の近くでの散骨は控えるべきです。また、山林散骨でご遺骨を撒く場所は、海洋とは違って必ず所有者がいることから、事前に散骨の許可を得ないで勝手に撒くことは許されません。
自治体の条例も確認する
散骨を規制する法律はありませんが市区町村といった自治体のなかには条例で散骨を禁止するエリアを設けている場合があります。
散骨をしたいエリアがあるなら、その場所が禁止エリアに指定されていないか事前に確認をしておきます。
移動手段も考慮する
海洋散骨ができるエリアの大半が沖合となります。
個人で海洋散骨を行うなら、港からエリアまでの移動手段も考えなくてはなりません。ご自身がクルーザーなどを所有している場合はそれを利用しますが、そうでない場合は船をチャーターする必要があります。
自然に配慮した副葬品選び
海洋散骨をする場合、ご遺骨と一緒に副葬品も海に撒くケースが多くなっています。この時、自然に配慮した副葬品を選ぶことが大切です。
例えば、献花をする場合、水に溶けないセロファンなどが巻かれた花束の状態で、海に投げ入れてはいけません。この場合は、花束から花びらだけを千切って、海に撒くのがマナーです。
散骨当日の服装について
散骨は、ご遺骨にまつわる行事のため、法事の一部と考えて喪服を着る必要があると思いがちですが、これは間違いです。
海洋散骨の場合、出発地点となる港やマリーナには観光客など大勢の人がいます。
喪服を着て集まることで、周囲の雰囲気を壊してしまう恐れがあるため、当日は平服で参加するのが望ましいです。また、山林散骨の場合は、山道を歩くことになるため、動きやすい服装や靴を用意します。
散骨するなら安心のシーセレモニー
シーセレモニーでは、故人様だけではなくご遺族様にも寄り添った散骨プランを提供しています。
ご家族だけで過ごせる「ファミリー散骨プラン」
故人様とのお別れの時間をご家族だけでゆっくり過ごせるように、クルーザーを1隻丸ごと貸切できるのが、ファミリー散骨プランです。
散骨エリアに到着する前に、船上で故人様の好きな音楽を流したり、ご家族で思い出を語り合ったり、自由にお過ごしいただけます。
スタッフが心を込めてお送りする「代理散骨プラン」
代理散骨プランでは、何らかの事情でご遺族様が散骨に参加できない場合、シーセレモニーのスタッフがご遺族様に代わって散骨を行います。散骨の様子は、写真撮影しており、後日お届けいたします。
粉骨プランも利用可能
海洋散骨に欠かせない粉骨も、シーセレモニーにお任せください。ご遺骨のお引取りから粉骨作業を行い、最後に水溶性の紙袋にご遺骨を個包装して、海洋散骨に適した形でお渡しいたします。
シーセレモニーでは東京や横浜、大阪や沖縄だけではなく、ハワイでの海洋散骨プランも提供しています。海洋散骨に興味を持たれましたら、ぜひシーセレモニーにまでお問い合わせください。