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散骨に必要な粉骨を自分でする方法はある?準備するものや注意点を解説

2021.09.10
お骨のお悩み
夕日が沈む海

海や山への散骨を希望する方が増えていますが、散骨をする際にはご遺骨をあらかじめ粉骨(パウダー状に砕く)しておく必要があります。

一般的な埋葬方法であるお墓に遺骨を納める場合は粉骨の必要はありません。そのため、粉骨についてよくわからないという方も多いのではないでしょうか。ここでは、粉骨に必要な手続きや方法、注意点について詳しくお伝えします。

粉骨がなぜ必要なのか、粉骨は専門で行っている業者を探して依頼するほかに、自分で行う方法はあるのかなど、疑問にお応えします。

なぜ散骨に粉骨が必要なのか

桐箱に収められた粉骨済のご遺骨

ご遺骨を海へまくときには、一目で骨だと分からないよう2mm以下のパウダー状に細かく粉砕しなければなりません。これは散骨事業者が自主的に規制したことによってルール化されています。

粉骨をせず、明らかに第三者から見て骨と分かる形での散骨は遺棄と見なされ犯罪になってしまう恐れがあります。また、ご遺骨を骨だと分からない形にして散骨するのには、近隣にお住まいの方々の心情に配慮する意味もあります。

自分で粉骨することは可能?

手を合わせる女性

個人でご遺骨を粉骨することはできるのでしょうか。許可や申請、何か特別な資格や技術が必要だというイメージをお持ちの方も多いかもしれません。しかし、実際のところ粉骨をするための資格や難しい技術は不要です。道具があればどなたでも行えます。

ご遺骨を細かく砕くことは違法ではなく、特に許可や申請などをする必要もありません。粉骨を請け負う専門の業者も多数ありますが、自分の手で心を込めて粉骨を行いたい方や経済的な負担を軽くしたい方などに選ばれている方法です。

粉骨に必要な道具

白い花とろうそく

ご自身で粉骨を行う際は素手で行うのは難しく、焼骨を細かく砕くための適切な道具が必要です。準備する道具は、すり鉢や乳鉢、木槌、金槌、すりこぎ、手袋などです。道具をレンタルしている業者もあります。

焼骨は、とてももろい部分もあれば硬い部分もあります。もろい部分は持っただけで簡単に細かくなってしまいますので、慎重に扱う必要があります。硬く大きな部分はまず袋に入れてから、布やタオルを巻いて木槌を使って小さくします。小さすぎる乳鉢では作業がしづらく、ある程度大きさのある乳鉢かすり鉢が適切です。

自分で粉骨する際の注意点

海から出ている岩場

散骨を考えている方のなかには、大切な方のご遺骨を自分の手で粉骨してあげたいと願う方は多いことでしょう。粉骨をすること自体はどなたにでもできます。法的にも問題ありません。

しかし、普段あまり使わない道具の準備をはじめ、作業にはかなりの根気が必要です。硬い骨を砕くために力を使い体に負担がかかることもあります。

また、粉骨をする際には周りの方々の目に触れないように配慮することも必要です。ご自身が気持ちを込めて粉骨したいと思っていても、つらいと感じるご家族がいるかもしれません。このように粉骨作業はご遺族にとって簡単ではないことも多いようです。そのほかにも大切な注意点がいくつかあります。

洗浄や乾燥が必要な場合もある

専用の機器で丁寧に粉骨を行うスタッフ

火葬の後、すぐ粉骨を行う場合はスムーズに行えます。しかし、たとえば墓じまいをするために長期間お墓に納められていたご遺骨を粉骨するような場合は注意が必要です。

理由はお墓に納められていたご遺骨は湿気を含んだ状態であるため、そのまま粉骨しようとしてもサラサラの粉状にはなりません。

そのような場合は遺骨をきれいに洗浄し、異物を取り除いた後、しっかりと乾燥させる行程が必要です。天日に当て自然乾燥させるほか、乾燥剤やドライヤーの風を利用して乾燥させたりもします。

天日で乾燥させる際は、ご近所の方の目に触れないよう細心の注意を払いましょう。また、風で飛ばされないよう徹底した管理が必要です。

心理的負担が大きい

粉骨前にご遺骨に黙とうを捧げるスタッフ

故人様を大切に思うがゆえに「ご自身の手で心を込めて粉骨してあげたい」という気持ちになるのは自然なことです。しかし、実際に長い時間をかけてずっと粉骨の作業を続けることは、大変な労力を必要とするだけでなく、ご遺族にとって心理的な負担を大きくしてしまう場合もあります。

ご遺骨の洗浄や乾燥作業が加わる場合は、特に負担を感じるのではないでしょうか。ご自分の手でという思いは大切ですが、ご遺族が穏やかな気持ちで故人様を供養できる方法を選択しましょう。

特別な事情がある場合を除いては専門の業者に依頼することをおすすめします。洗浄も乾燥も特殊な機器を使い、粉骨専用機器でパウダー状にしてくれます。

信頼できる専門業者へ依頼するのが安心

船から海を見つめる女性の後ろ姿

ご自分で粉骨することは違法ではなく、時間と労力をかければ、大切なご遺骨をきれいな粉状にすることは可能です。しかし、心理的、作業的に負担を感じる方は無理をせず、粉骨はプロに任せましょう。

粉骨を専門業者へ依頼する際は、ご遺骨を故人様そのものとして大切に扱ってくれるところを選ぶとより安心できます。シーセレモニーでも粉骨サービスを行っており、海洋散骨ができる状態になるまでの準備を整えさせていただきます。

ご遺骨はお持ち込みいただくか、東京23区内ならお引き取り可能(要出張料)。遠方の場合はゆうパックにてお送りいただけます。故人様の旅立ちのお支度をスタッフ一同、心を込めてお手伝いいたします。粉骨に関して気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。


監修者 | 島田 快

散骨ディレクター・終活カウンセラーを務めております島田です。皆さまからいただきました疑問の声にお応えしながら、少しでも海洋散骨のご不安を和らげるお手伝いを出来ればと思っています。海洋散骨に限らず、終活や墓じまいに関してのお悩みなどもお気軽にお寄せください。

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