
海への散骨後に後悔しないためにおさえておきたいポイント
海洋散骨には実施する前に知っておくべきポイントが3つあります。当日のことだけではなく、散骨する前後のことも考えておくことが必要です。ご遺族様が納得して、後悔しないようなお見送りが理想です。そのために、散骨について理解しておきたいポイントについて解説します。
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散骨はご遺骨を自然へ還すこと
散骨とは、お墓を持たず海や山など自然環境にご遺骨をまいて供養する方法で、お墓の維持や管理、費用面から希望される方が増えてきています。
遠方に住んでいれば、先祖代々受け継がれてきたお墓を維持することも大変だったり、新しく購入するとしても相当な費用がかかったり、どうしようかと悩まれる方もいらっしゃいます。
しかし、散骨というのはパウダー状に粉砕して自然に還すため、ご遺骨が形として残らないという点は覚えておきたいところです。後悔しないように、散骨の流れや仕組みについてしっかりと理解することから始めましょう。
後悔しないためのポイント
すべてのご遺骨を散骨してしまってから、「やはり手元に残しておくべきだった」と後悔しても戻ってきません。後悔する理由のひとつとして、散骨についてよく理解しないまま進めてしまうということです。
知らずに進めてしまうことで、トラブルにつながってしまう場合もありますのでポイントをおさえて理解を深めていきましょう。必ず自分の意思だけでなく家族や親戚とよく話し合い、全員が納得したうえで決定することがとても大切です。
散骨する場所を考える
どこに散骨するかというのも重要なポイントになってきますが、生前に検討されている場合は希望の場所や海域などを聞いておくとスムーズに決めることができます。希望しているご本人様であれば、家族や親戚が困らないように伝えておくのも大切です。
希望の場所は知っているけれど、さまざまな事情で現地に足を運べないという方は、代わりに散骨を行う“代理散骨プラン”を扱っている業者もありますので、相談してみるのもおすすめです。
マナーやルールを確認
現在の法律では散骨に関する明確な記載がないため違法ではありません。しかし、禁止されていないからと言って好きな場所に自由に散骨することはやめましょう。
最低限のマナーを守って節度ある行動が求められます。地域によっては条例で禁止しているところもありますので、事前確認が必須です。
マナーとして、「ご遺骨を細かく(2mm以下が目安)粉骨する」「海水浴場や漁場など周囲の迷惑にならない場所で行う」「自然に還らないものは一緒にまかない」などが挙げられます。
気持ちよく故人様をお見送りできるよう、マナーを守って散骨しましょう。
散骨後の供養方法はどうする?
お墓があれば、手を合わせてお参りすることができますが、散骨の場合はどうしたらよいか困ってしまうかもしれません。
海洋散骨であれば、散骨した場所まで行かなくても海はすべてつながっているという考えで、近辺の海に向かって手を合わせるだけでも供養の形になります。
年忌法要プランのある業者であれば、散骨した海域まで行くこともできるため、節目の年に利用してみるのもよいでしょう。
シーセレモニーでも年忌法要クルーズを行っておりますので、お気軽にご相談ください。
故人様をいつも身近に感じていたい
故人様が生前に散骨をご希望されていたり、ご遺族様で話し合って選んだりしていても、やはり寂しさが残ってしまうこともあります。そういうときはご遺骨の一部を手元供養にすることも選択肢のひとつです。
ペンダントに入れて身につけたり、小さな骨壷に入れて自宅で手を合わせたり、さまざまな方法があります。専門業者に依頼する場合、手元供養品を扱っている場合もありますのでぜひチェックしてください。
場所・マナー・供養を理解しておこう
事前に理解しておきたいのは、場所・マナー・供養方法の3つです。実施後に後悔しないように、しっかりとポイントをおさえて準備万端で望みましょう。
シーセレモニーは、東京や横浜の海域で散骨することが可能です。また、手元供養品や年忌法要クルーズもございますので、気になる方はぜひご相談ください。