LINEでご相談 お問い合わせ・お申し込み
03-6809-644724時間受付(営業時間9:30~18:30)
海洋散骨ナビ
海洋散骨ホーム 海洋散骨ナビ 墓じまいとは?お墓を処分する必要性と今後のあり方

墓じまいとは?お墓を処分する必要性と今後のあり方

2024.06.12
お墓のお悩み
墓じまい
手元供養ができる小さなお墓と原っぱの風景

日本では、古くから先祖代々のお墓を家族で守っていくという風習が受け継がれてきました。

しかし、家族の形態が昔とはずいぶん変化しており、さまざまな理由で将来的にお墓を維持していくことが難しく、墓じまいを考えている方が増えています。

そこで今回は、墓じまいをするメリットやその後の供養方法について解説します。これからの供養にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

墓じまいとは

大きな鳥居墓じまいは、墓地や霊園にあるお墓を撤去することです。法要を行って納められていたご遺骨を取り出し、墓石が建っていた土地を更地にして所有者に返還します。

そのあとご遺骨を別の墓地や永代供養墓など、ほかの場所に移すことを改葬といいます。簡単にいえばご遺骨をお引っ越しさせることです。

改葬を行う際には必ず市区町村の役所が発行する「改葬許可証」が必要で、無許可の場合は罰則を受ける可能性があります。

墓じまいをするメリット

おじいちゃんと喜んでいるおばあちゃん近年墓じまいを検討している方が増えている理由として、以下が挙げられます。

  • お墓の継承者がいない
  • 遠方にあるお墓の管理ができない
  • 高齢になり、お墓参りが難しい

 

やむを得ない事情で墓じまいをすることが多く、墓じまいに対してマイナスな印象を持っている方もいるのではないでしょうか。

しかし、墓じまいのメリットを理解することで、これからの新しい供養の方法が見えてくるかもしれません。ここでは、墓じまいのメリットについて紹介します。

経済的な負担が軽減される

お墓を維持するためには、年間5,000〜20,000円ほどの管理費を支払う必要があります。加えて法要の際はお布施の費用もかかります。

安い金額ではないので、経済的な負担になることもあるでしょう。墓じまいをして別の供養に切り替えることで、経済的な負担を軽減できます。

無縁墓になるのを防ぐ

将来的にお墓を継承してくれる方がいない場合、無縁墓になってしまうリスクがあります。実際に日本で無縁墓は増え続けています。

無縁墓は墓を管理する人がいなくなるだけではなく、墓石が老朽化したり草が生い茂ったりと見た目がいいものではありません。

墓じまいは先祖代々から受け継がれてきた大切なお墓を、無縁墓にしないための選択肢ともいえるでしょう。

供養がしやすくなる

遠方にお墓がある場合、定期的なお墓参りが難しいという方も多いです。墓じまいをすることで新しい場所に納骨したり、身近で供養したりできるので、ライフスタイルや価値観に合った供養方法を選ぶことができます。

墓じまいする際の5つのステップ

小さな子どもとおじいちゃん実際に墓じまいをする際には、どのような手順で行えばよいのでしょうか。ここでは、墓じまいを行う流れを5つのステップに分けてご紹介します。

1.親戚へ相談する

男性二人と夫婦が相談する墓じまいをする際には、事前に親族へ相談のうえ決定します。親族間では、主に金銭問題やお墓に対する考え方の違いによってトラブルが起きてしまうことがあります。

墓じまいをすることが最良の選択だと考えていても、親族のなかには「これまで代々続いてきたお墓をこれからも守っていくべきだ」という強い思いを持っている方もいるかもしれません。そのような方にとって、お墓参りができなくなることはとても悲しいことです。

お墓がなくなっても、別の方法で供養できることを伝える必要があります。また、親族間の大きなトラブルを避け、気持ちよく墓じまいを行うためには事前の相談と同意を得ることが大切です。

関連記事:墓じまいで起こり得るトラブル、事前に知っておきたい対策

2.墓地の所有者・管理者へ伝える

大きな石の建物と広場実際に墓じまいをすることが決まったら墓地の所有者・管理者にその旨を伝えます。

菩提寺(ぼだいじ)がある場合には、これまでお世話になったお礼を丁寧に伝え、墓じまいをする理由も詳しく伝えておきます。

<寺院との注意点>

寺院のお墓を墓じまいするということは「檀家をやめる」ということです。檀家が減り、収入が減ることは寺院にとっては大きな問題ともいえます。

事前に自分たちの気持ちを伝えて、寺院とのトラブルにならないように心がけましょう。

3.ご遺骨の受け入れ先を確認する

ご遺骨墓じまいをする際には、ご遺骨の新しい受け入れ先を決めます。墓じまい後の選択肢として、別の一般墓地や永代供養墓、散骨などがあります。

家族や親戚と十分に相談しながら決めることが大切です。受け入れ先から承認を得たら「受入証明書」という書類を受け取ります。

4.改葬許可証を受け取る

女性二人が相談する「改葬許可証」とは、ご遺骨を新しい場所に移動させる際に必要な許可証のことです。市区町村から発行される「改葬許可証」の申請には、3つの書類が必要です。

  1. これまでのお墓の管理者から発行される「埋葬証明書」
  2. 新しい受け入れ先から発行される「受け入れ証明書」
  3. 自治体に提出する「改葬許可申請書」

自治体によって細かい内容が異なるため、事前に確認しておくと安心です。

5.ご遺骨を取り出し、お墓を更地にして返還する

寂れた建物お墓からご遺骨を取り出す際には、墓石から故人様の魂を抜くための「閉眼法要」を行います。

そのあと墓石を撤去し、お墓を更地にして所有者に返還します。これで墓じまいは完了です。

墓じまい後の供養方法

墓じまいをしてから「やはりお墓を残しておくべきだった」と後悔しないよう、墓じまい後の供養方法についてもよく考えておく必要があります。

ここでは、代表的な3つの供養方法を紹介します。

1.永代供養

納骨堂永代供養とは、寺院や霊園がご遺骨を管理し、供養を代行するお墓のことです。将来的にお墓を継承してくれる人がいなくても利用でき、契約時に支払いを済ませれば年間管理料を支払う必要がないのもメリットです。

永代供養には、合祀墓や個別墓、納骨堂などの種類があります。合祀墓は、ほかの方のご遺骨と一緒に合祀されるタイプです。個別墓や納骨堂でも、一定期間が過ぎたあとは合祀されるのが一般的です。

ほかの方のご遺骨と一緒に埋葬されることに抵抗がなければ、手間もかからず比較的費用も抑えられます。

関連記事:墓じまい後の供養先はどうする?共同墓地の永代供養とそれ以外の選択肢とは

2.手元供養

ミニ仏壇ご遺骨の一部または全部を自宅で供養する方法を手元供養といいます。ほかの供養方法と比べると新しいもので、ミニ骨壷に納めたり、アクセサリーに加工したりとさまざまな方法があります。

手元供養のメリットはご遺骨が手元にあるため、常に故人様を身近に感じられることです。ただし、自宅の庭に埋葬したり、処分したりすることはできないので注意が必要です。

関連記事:手元供養にかかる費用を種類別に紹介

3.散骨​

海に撒いた花びらご遺骨をパウダー状にして山や海など自然のなかに撒く方法です。近年、海への散骨を中心に人気が高まっており、新しい供養のかたちとして注目されています。

「死後は自然に還りたい」と考える方に選ばれています。また、お墓が不要で維持費もかからないため、次世代への負担が少ないのがメリットです。

関連記事:終活や墓じまいで注目される散骨、海や山へご遺骨を撒く方法

海洋散骨はシーセレモニー

広大な海今回は、墓じまいについて解説しました。少子高齢化が進む日本において、お墓の継承や維持は大きな課題です。子どもたちや親族の負担軽減を考えるうえで、墓じまいを検討する価値は十分にあります。

シーセレモニーでは、ご遺骨を海へ還すことで供養する「海洋散骨」を行っています。東京や横浜、大阪、沖縄、ハワイなどの幅広いエリアでの散骨が可能です。

墓じまい後の供養方法として海洋散骨を検討している方は、シーセレモニーまでお気軽にご相談ください。


監修者 | 島田 快

散骨ディレクター・終活カウンセラーを務めております島田です。皆さまからいただきました疑問の声にお応えしながら、少しでも海洋散骨のご不安を和らげるお手伝いを出来ればと思っています。海洋散骨に限らず、終活や墓じまいに関してのお悩みなどもお気軽にお寄せください。

この監修者の記事一覧

この記事が気に入ったら
「いいね!」
散骨プランはこちら散骨プランはこちら

お問い合わせ・お申し込み

ご料金のことやご日程など、お客様のご要望に沿って海洋散骨の詳細を決めていきます。
ご不明点やご相談も弊社のコンシェルジュが丁寧に対応させていただきますので、お気軽にお問合せ下さい。
お電話でのお問い合わせ
03-6809-644724時間受付(営業時間9:30~18:30)
LINEでのご相談
お問い合わせ・お申し込み