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散骨の際に欠かせないご遺骨のパウダー化

2024.12.20
お骨のお悩み
砂浜と青い海

近年、注目度が高まる散骨ですが、実際どのようにして行われるのかをご存知ない方も多いのではないでしょうか。

散骨を行う場合、一見してご遺骨と分からないようにするために細かいパウダー状にしなければなりません。このパウダー化は、散骨を行ううえで欠かせない工程です。

今回は、散骨をするのなら必ず行わなければならないご遺骨のパウダー化について詳しくご紹介します。

ご遺骨のパウダー化とは

海と白い砂浜と富士山

ご遺骨のパウダー化とは、火葬が終わったご遺骨をサラサラの細かい粉状になるように加工することです。パウダー化のほかに、粉骨化といわれることもあります。

大抵は専門の業者が機械を使って行いますが、ご遺骨に刃物を当てることが故人様を尊ぶ意志に反するとし、刃物を使わない機械でパウダー化を行う業者もあるようです。

近年では、散骨の普及に伴って粉骨代行業者も増加しています。大切な故人様のご遺骨に関わることですので、サービス内容や価格などをしっかり検討したうえで、信頼できる業者を選びましょう。

パウダー化が必要なシーン

小さな骨壺とお供え物

一般的に、火葬後はご遺骨を骨壺に入れて納骨を行います。

しかし、現在ではお墓の継承者がいないことやお墓にかかる経済的な負担を減らしたいという理由から、お墓以外の供養方法を考える方が増加しつつあります。

そのような場合に、ご遺骨のパウダー化を行うことで供養の選択肢を広げることが可能です。

散骨を行う場合

老夫婦

海や山への散骨は、ご遺骨をパウダー化したうえで行わなければなりません。

行政の見解によると、散骨は「節度を持った葬送」として行う場合に限って、違法行為には当たらないとされています。つまり、周りの人々や環境に配慮しながら行う場合は散骨が認められているということです。

“節度を持った葬送“の定義として、焼骨と分からないよう、ご遺骨を一片2ミリ以下の細かいパウダー状に加工しなければなりません。また、ご遺骨をパウダー状にすることで、より自然に還りやすくなるというメリットがあります。

分骨や手元供養をする場合

お母さんと子どもが手を合わせている

ご遺骨をご家族で分骨する場合や、一部を手元供養にして残りをお墓に納骨する場合などにもパウダー化を行うことがあります。

分骨を行う際、粉骨しておくことでご遺骨を均等に分けることができるため、ご遺族間でトラブルになりづらいといえます。また、手元供養の際に、アクセサリーや小さな骨壺に入るサイズに細かく粉骨することで、場所を取らないことがメリットの一つです。

お墓や納骨堂に納骨または合葬にする場合

お寺の入り口

お墓や納骨堂にご遺骨を納める際や、永代供養墓で合葬する際にもパウダー化を行うことがあります。

例えば、ご先祖の骨壺で納骨室が満杯になってしまった場合、ご遺骨を粉骨して小さな骨壷を使えば、納骨スペースを確保することが可能です。

粉骨の流れ

粉骨機

ご遺骨をパウダー化する際の流れについて説明します。

異物の除去

まずはご遺骨以外の異物の除去から行います。ご遺骨のなかには体内に入っていた医療器具や歯の詰め物などが混じっている場合があるため、丁寧に選別し取り出すのが最初の工程です。

異物が混ざったまま粉骨機にかけてしまうと事故につながる恐れもあるため、慎重に除去作業をします。

ご遺骨の乾燥や洗浄

ご遺骨は、粉骨する前にしっかり乾燥させる必要があります。これは、ご遺骨が水分を含んでカビを発生させることを防ぐためです。自然に乾燥させる方法と、機械を使って乾燥させる方法があります。

保管状態によっては汚れが多くついていることもあるため、必要に応じてご遺骨の洗浄も行います。

粉砕作業

乾燥が済んだご遺骨は、粉骨機でサラサラのパウダー状になるまで粉砕します。粉砕作業は、業者によっては全て手作業、もしくは一部手作業など粉骨方法はさまざまです。

専用の粉骨機や、手作業の場合は乳鉢を使用して細かくなるまですりつぶします。

袋詰め

パウダー状にしたご遺骨は非常に細かく、舞い上がりやすいためマスクや手袋を着用して袋詰めします。

粉骨を終えたあとの供養方法、ご遺族の信仰や文化的慣習など、ご希望に合わせて袋や骨壺、自宅供養品へ入れます。海洋散骨を予定されている場合は、粉骨後に水溶性の袋に個包装することがほとんどです。

このような流れで行われる粉骨は、業者によっては見学することも可能です。希望する際は事前に問い合わせましょう。

粉骨専門業者を選ぶ際のポイント

みんなで考える墓じまい

散骨の注目が高まるとともに、以前に比べて粉骨業者も増えています。業者によって作業工程や対応などが異なり、どこに依頼しようか迷ってしまう方も多いでしょう。粉骨を依頼する専門業者の選び方について紹介します。

サービス内容と費用の明確さ

粉骨作業の費用は業者によって異なるため、事前の確認が必要です。費用に含まれるサービス内容、追加料金が発生する作業など、納得できるまで事前に説明を受けましょう。

例えば、ご遺骨の洗浄や乾燥も含まれた料金なのか、粉骨の見学は可能かという点においても確認しておくと安心です。

専門性と実績

粉骨は繊細な作業のため、専門の知識が求められます。これまでの経験や実績を持ち、業務内容について詳細に説明されている業者がおすすめです。

粉骨の際に立ち会えるか確認しておくのも良いでしょう。粉骨の現場を見せてくれる業者は、透明性の点から信頼できると考えられます。また、ホームページ上で過去の実績が掲載されている業者もあるので、事前にチェックしましょう。

相談体制とサポート

故人様のご遺骨を扱う際には、遺族の心情に寄り添った丁寧な対応が必要です。質問や相談に親身になって応じてくれる業者であるか、疑問点や不安点に対してしっかりと対応してくれるか確認しましょう。電話やメールなど、複数の連絡手段があるほうが安心です。

自分でパウダー化することはできる?

すり鉢と遺灰

法的には、どなたが粉骨を行っても全く問題はありません。しかし、実際に自分で粉骨を行うとなると、専用の機械をレンタルしたり、事前の処理が必要だったりと決して簡単な作業とはいえません。

また、粉骨の際に発生する音や作業場、ご遺骨の洗浄や乾燥、衛生上の問題、さらには不純物の除去やカビの予防対策などが必要となります。

なかには、故人様のご遺骨を粉砕するという作業に精神的な負担を感じる方もいます。個人での粉骨は決して不可能ではありませんが、労力のかかる大変な作業です。

ご遺骨のパウダー化は専門業者へお願いするのが望ましい

粉骨前にご遺骨に黙とうを捧げるスタッフ

ご遺骨のパウダー化は、自然散骨を行う際に必要となるだけではなく、その後の分骨や手元供養の際にも有効利用でき、メリットの多い作業です。

シーセレモニーでは、故人様のご遺骨をパウダー化する粉骨作業を33,000円(税込)より承っています。ご遺骨が湿っている場合や特別な処置が必要となる場合も別途費用で対応いたします。

海洋散骨プランやクルーザーの費用、オプションについてなど、気になる点がございましたら、お気軽にシーセレモニーへご相談ください。


監修者 | 島田 快

散骨ディレクター・終活カウンセラーを務めております島田です。皆さまからいただきました疑問の声にお応えしながら、少しでも海洋散骨のご不安を和らげるお手伝いを出来ればと思っています。海洋散骨に限らず、終活や墓じまいに関してのお悩みなどもお気軽にお寄せください。

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