
散骨は環境に影響を与えない?ルールを守って正しい散骨を!
お墓を持たずとも故人様を供養できる海洋散骨ですが、環境へどのような影響を与えるのでしょうか。ここでは、散骨が海へ及ぼす影響や正しい散骨のルールについて詳しく解説します。
Contents
散骨が海へ与える影響とは?
ご遺族様を供養する方法として海洋散骨を考える場合、「遺骨を海にまいても大丈夫か」「環境への影響はないのか」など、海そのもの、または周囲の方たちへの影響について考慮する方も多いのではないでしょうか。
海への影響ですが、ご遺骨には有害物質である六価クロムが含まれている可能性があります。
しかし、散骨の際、きちんとした業者であれば六価クロムを無害化する処理を行い、粉骨作業を行うため、海への影響はありません。
また、周囲の方たちへの影響についても、現時点で散骨に関する法的なルールは設けられておらず、節度を持って行われる限り問題はないとされています。
環境維持のための散骨ルール
海洋散骨に関して、法律に則ったルールはありませんが、環境を守るためのルールがいくつかあります。
粉骨の決まりや海へまけるものについて確認しましょう。
粉骨は必ず行わなければならない?
ご遺骨をそのまま海にまく行為は遺棄罪に当たってしまうため、ご遺骨は必ず2mm以下のパウダー状にしなければなりません。
ご自身で行うことも可能ですが、専門業者に依頼するのがおすすめです。
シーセレモニーでは3万円(税別)から粉骨を承っています。必要に応じてご遺骨の洗浄や乾燥のオプションもございますので、お気軽にご相談ください。
自然に還らないものはまかない
シーセレモニーでは、環境に配慮して、自然に還らないものは海へまかないというルールを設けています。そのため、貴金属や遺品をご遺骨と一緒に海へまくことはできません。
献花の際はビニールやセロファン、リボンなどは外し、花びらのみまきます。
お酒や食べ物に関しては自然に還るため、適量であればご遺骨と一緒に海へまくことが可能です。
周囲の方への配慮も必要
散骨の際、明らかにご遺骨と分かるものを海へまいているところをたまたま目にした方が不快な気持ちになることも考えられます。
粉骨を行い、ご遺骨と分からないようにすることは、周囲の方への配慮の一つでもあります。また、散骨を行う際の服装にも注意が必要です。
散骨する場所には注意
散骨は、場所に配慮して行うことが大切です。
下記のような場所は散骨場所としてふさわしくないため、覚えておきましょう。
・海水浴場や漁場、養殖場の周辺
・川や沼などの水源や漁業権の問題がある場所
・フェリーやルート船の航路
喪服は避ける
クルーザーの乗船場には一般のお客さんもいるため、海洋散骨を行うからと喪服を着用するのはマナー違反です。船に乗ることを考え、基本的には動きやすい服装をおすすめします。
環境や周囲への配慮が求められる散骨
海洋散骨には法による決まりはありませんが、環境や周囲の方への配慮を守り節度を持って行うことが重要です。
シーセレモニーの粉骨サービスや散骨プランに興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。
散骨ルールをきちんと守り、気持ちよく故人様をお見送りしましょう。