LINEでご相談 お問い合わせ・お申し込み
03-6809-644724時間受付(営業時間9:30~18:30)
海洋散骨ナビ
海洋散骨ホーム 海洋散骨ナビ お墓の跡継ぎがいない場合、お墓はどうなる?

お墓の跡継ぎがいない場合、お墓はどうなる?

2024.01.17
お墓のお悩み
お墓に供えられた綺麗な花束

社会問題となっている少子高齢化は、お墓の継承にも大きな影響を与えています。お墓の跡継ぎとなる子どもや親戚がいなかったり、迷惑をかけたくなかったり、さまざまな事情により今あるお墓をどのように管理していこうかとお悩みの方も多いのではないでしょうか。

しかし、最近では従来のようなお墓を必要としない供養方法もあり、選択肢も増えています。今回はお墓の跡継ぎがいない場合に起こる問題と、その供養方法や対策方法をご紹介します。

将来、お墓が誰にも管理されず放置されることのないよう、お墓の継承や供養方法について考えておくことが必要です。

跡継ぎのいないお墓はどうなる?

お父さんと子ども

日本において先祖代々のお墓といえば、寺院や霊園に借りた敷地に、お墓が立てられているケースが大半です。もし跡継ぎがいなくなった場合、お墓がどのようになるのか流れを順番に解説していきます。

跡継ぎがいなくなったお墓の状況

一般的なお墓の多くは、お墓を守る後継者が寺院や霊園に月々の管理費を支払う必要があります。つまり、跡継ぎやお墓を守る後継者がいなくなると、自ずと管理費が支払われなくなります。

そして、墓参りに行く人もいなくなるため、放置されてしまうこととなります。これがいわゆる『無縁墓』と呼ばれる状態です。

無縁墓は供養や手入れが行き届かず管理されないことで、草木が生い茂り、墓石が崩れ落ちることもあります。その結果、歴史や文化的な意味を持つ墓が忘れ去られ、見る影もない状態になってしまいます。無縁墓が増加すると、地域社会全体においても風化が進み、先祖や故人への敬意が薄れてしまう可能性があります。

さらに問題として挙げられるのは、墓地の乱雑な状態が環境に与える悪影響です。放置されたままの無縁墓は、虫や小動物の巣となり、墓地全体の清潔さや美観を損なう可能性があります。

ご遺骨の行方は?

お墓を守る後継者がいなくなった場合、そのまま置いてもらうことはできません。

管理者から無縁墓とみなされると、墓石もご遺骨もすべて処分されるのが一般的です。お墓から取り出されたご遺骨は、無縁仏として合同で供養されることになります。

一度、合同での供養(合祀)されてしまうと、再びご遺骨を戻すことは不可能です。

お墓の跡継ぎがいない場合の選択肢

高台から眺めた広大な海

お墓の跡継ぎがいないことが理由で、これまで大切に守られてきたお墓と先祖様のご遺骨が悲しい結末を迎えないためには、事前対策しておくことが必要です。

対策方法としては永代供養や手元供養、散骨の3つが挙げられます。それぞれの供養方法に優劣はなく、供養をする方のライフスタイルや、供養に対する考え方に合った方法を選ぶことが大切です。お墓をどうしたらよいかと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

1.永代供養

小さなお寺

永代供養とは、霊園や寺院などに、ご遺骨の管理や供養を依頼する供養方法です。

一般的なお墓とは違い、個別のお墓はなく、永代供養塔に骨壷を納骨します。永代供養では、お墓の建立費用や月々の管理料が発生しないというメリットがあります。お墓の維持管理もすべてお任せできるので、跡継ぎがいない方や子孫へ迷惑をかけたくない方におすすめの供養方法です。

墓石やお墓の造成にかかる一時金が不要で、月々の管理料もかからないため、経済的な負担を軽減できます。また、お墓の場所や形状に悩む必要もありません。永代供養塔はコンパクトで美しい外観を持っており、故人の尊厳を保ちながら空間効率も向上させています。

さらに永代供養は、寺院や霊園の管理体制によって確実に管理され、墓地全体が清潔かつ美しい状態で保たれるため、無縁墓の心配もありません。跡継ぎの有無に関わらず、敬意を持って故人を供養し続ける効果的な方法です。

ただし、『永代』と付いていますが、管理している寺院や霊園などによって期間が異なります。一般的には、節目となる三十三回忌までを期間として設定しているところが多いです。その期間を過ぎると別の共同スペースに合葬されて、引き続き供養されます。

2.手元供養

並べられた様々な手元供養品

手元供養とは、ご遺骨を自宅に保管したり、持ち歩けるような形にしたりする方法です。手元供養のメリットは、お墓参りに行かなくても、いつでも好きなときに故人に手を合わせることができる点です。故人様の存在を近くで感じていたいという方におすすめの供養方法だといえます。

手元供養は、故人との結びつきを感じながら日常生活を送ることができる手段ですが、自宅保管の場合でも地域の法令やルールを遵守する必要があります。一部の地域では手元供養が禁止されていることもあるため、十分な確認が必要です。

また、火葬後に骨壷に入れたご遺骨のすべを自宅に保管するのは量が多く、環境によっては傷んでしまう場合もあります。そのため、分骨するのもおすすめです。

例えば、小さな骨壷に入れ直した一部の骨壷だけを手元供養し、残りのご遺骨はペンダントやブレスレットなどのアクセサリーに加工したり、散骨したりといった、複数の供養方法を併用するのも選択肢の一つです。

3.散骨

クルーザー・散骨シーン・献花

散骨とは、死後は自然に還りたいという思いを持っている方に好まれる供養方法です。故人が特定の場所に縛られず、広大な自然の一部となりたいという願いを叶える手段として選ばれています。

散骨をする場所によって呼び方が変わり、有名なのが海にご遺骨を撒く海洋散骨、山へ撒く里山散骨です。最近では、粉末状にしたご遺骨を専用のカプセルに入れたものをロケットに乗せて、宇宙や月に打ち上げる宇宙葬もあります。

現在の日本で、散骨に関する法律はありませんが、どこにでも散骨をしていいわけではなく、トラブルが生じないよう生活圏に近い川や海(海水浴場)には撒かない配慮が必要です。例えば、生態系への影響や地元住民とのトラブルを避けるために、公共の場や生活圏に影響を与えないような配慮が欠かせません。

最近注目を集めている宇宙への散骨は、故人の存在が宇宙に広がり、永遠に続くという象徴的な意味合いも含まれています。しかし、これもまた宇宙空間におけるルールや制約が存在するため、検討する際には慎重な計画が必要です。

近年注目を集めている海洋散骨

お線香

散骨のなかでも、特に注目を集めているのが海洋散骨です。その理由としては、以下のようなことが挙げられます。

経済的な負担や労力がかからない

海洋散骨は、粉末化したご遺骨を海に撒くことで供養が完了します。つまり、お墓を必要としない供養方法のため、一般のお墓のような管理料や定期的な清掃といった手間がかかりません。

経済的な負担も労力もかからない点が、選ばれる大きな理由です。お墓の建設や維持に伴う費用が発生せず、さらに墓地へ足繁く通う必要もありません。これにより、家族や遺族は追加の経済的負担を抱えずに、故人に静かな海での永遠の眠りを与えることができます。

また、宗教や宗派を気にせず、誰でも散骨ができるという自由さも好まれる点の一つです。伝統的なお墓には宗教的な制約がある場合がありますが、海洋散骨は宗教に関係なく自由な形で供養が可能です。広く多様な価値観や信仰を尊重しながらも、故人に心からのお別れを告げることができます。

シーセレモニーならではの散骨プラン

シーセレモニーでは、ご遺族様の心に残るような『海洋記念葬』をご提供しております。ご乗船される人数に合わせて、最適なクルーザーを選ぶことが可能です。さらに、貸切の場合は故人様のお好きだったお酒を海へまいたり、音楽を流したりすることもできます。

船を貸し切って行う『ファミリー散骨プラン』、事情があってご自身で散骨できない、またはご乗船いただけないご遺族様に代わって散骨を行う『代理散骨プラン』、そのほかにも『合同乗船散骨プラン』の3つのプランをご用意しております。

ファミリー散骨プラン

ファミリー散骨プランはご家族やご親戚はもちろん、親しくしていたご友人など、多くの方に参加していただくことができます。船は貸切のため、故人様が生前好きだった音楽を流すことも可能です。故人様の思い出を振り返りながらお別れまでの時間を過ごせます。

代理散骨プラン

代理散骨プランは、遠方にお住まいなどさまざまな理由で、直接散骨するのが難しいご遺族様に代わり、シーセレモニーのスタッフが心を込めて散骨させていただきます。リーズナブルな価格のため、多くの方にご利用いただけます。散骨の様子のお写真と散骨証明書は郵送にてお送りするため、代理散骨が不安という方にもご安心いただけます。

合同乗船散骨プラン

合同乗船散骨プランは中・大型のクルーザーに複数のご遺族様が乗船し、順番に散骨していただきます。ファミリー散骨プランよりも大きな船にご乗船いただき、少人数であっても、人数に合った中型船をご案内することで、毎月必ず出港するのも特徴です。

海洋記念葬について詳しくはこちら

海洋記念葬とは

故人様をいつも近くに感じられる手元供養品

青く広い海が広がる

シーセレモニーでは、手元供養品もご用意しております。大切なご遺骨を保管できるアイテムがそろっていますので、故人様のイメージに合わせたカラーやデザインのものをお選びいただけます。

【持ち運べるお位牌】掌(たなごころ)参考価格:28,600円(税込)

シーセレモニーの手元供養品 たなごころ

小さい手のひらサイズの持ち運び用アイテム。いつも故人様を近くに感じていたいという方に最適です。

【ミニ骨壺】参考価格:11,000円~58,300円(税込)

手元供養品ならシーセレモニー

【メモリアルフォトスタンド】参考価格:16,610円(税込)~

フォトフレーム

自宅で保管したい方におすすめのミニ骨壷と写真立て。どれもコンパクトなので、スペースをとらずに置けます。

【ソウルジュエリー】参考価格:22,000円(税込)~

並べられた様々な手元供養アクセサリー

ジュエリーとして身に付けることで故人様とご一緒にいたいという方におすすめです。

手元供養品の詳細はこちら

手元供養品

海に手を合わせて故人様を偲ぶ海洋散骨

広大な海と山

寺院で葬儀を行う場合、一回忌、三回忌といった年忌法要があるように、シーセレモニーでは海洋散骨をされた方に向けた、年忌法要クルーズもご用意しております。

この年忌法要クルーズでは、実際に散骨をした正確なポイントまでクルーザーで向かい、セレモニーを執り行います。他社で海洋散骨を済ませた方も、ご利用いただけます。

また、シーセレモニーでは生前予約プランをご用意しています。ご家族やご遺族に代わる『施行時の連絡者』を決めていただき、連絡者の方の了承を得られたらお申込みができます。乗船散骨か代理散骨を選んで、お支払いの確認がとれたら受付完了です。

生前予約プラン

お墓の跡継ぎがいなくてお悩みの方は、海洋散骨も選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。シーセレモニーでは、お客様一人ひとりの希望に沿った散骨プランをご提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

散骨プラン


監修者 | 島田 快

散骨ディレクター・終活カウンセラーを務めております島田です。皆さまからいただきました疑問の声にお応えしながら、少しでも海洋散骨のご不安を和らげるお手伝いを出来ればと思っています。海洋散骨に限らず、終活や墓じまいに関してのお悩みなどもお気軽にお寄せください。

この監修者の記事一覧

この記事が気に入ったら
「いいね!」
散骨プランはこちら散骨プランはこちら

お問い合わせ・お申し込み

ご料金のことやご日程など、お客様のご要望に沿って海洋散骨の詳細を決めていきます。
ご不明点やご相談も弊社のコンシェルジュが丁寧に対応させていただきますので、お気軽にお問合せ下さい。
お電話でのお問い合わせ
03-6809-644724時間受付(営業時間9:30~18:30)
LINEでのご相談
お問い合わせ・お申し込み