これまでの日本では、故人様が亡くなってから1年や3年の節目に合わせて、法事が行われてきました。しかし、最近では墓じまいをする方も増え、従来の法事を行わない家庭も珍しくありません。
そこで今回は、現代の日本において法事を行う意義や、法事を行わない選択をした場合でもできる供養方法などについて詳しく紹介をしていきます。
法事を行う意義
法要や法事という言葉を耳にしたことがあっても、具体的な意味が分からないという方も多いのではないでしょうか。特に、現在では法要と法事は同じ意味で使われることが多いですが、この2つには明確な違いがあります。
お墓や仏壇の前で僧侶が読経し、参列者が順番に焼香を行うといった、宗教的な意味がある儀式(セレモニー)を「法要」と呼びます。それに対して、法要が終わった後に参列者が会食などを行い、当日の予定が終了するまでを「法事」といいます。
法要や法事は、故人を偲んで冥福を祈るために行われます。そのため、生前関わりの深かった家族や親族が集まることが大切だといえます。
法事をやらない選択肢はある?
時代の流れや宗教観の変化などによって、従来のような法事を行わない選択をする方も増えています。
例えば、墓じまいを行い、先祖代々のお墓がなくなった場合や住宅環境の事情で仏壇を置けないといった理由によって、法事を行わないケースがあります。
供養の方法も多様化している
これまでのような法事を行わなかったとしても、故人様を供養する気持ちがないというわけではありません。
現代では、各々のライフスタイルに合わせた供養方法を選択することが可能です。代表的な供養方法としては、以下のようなものが挙げられます。
永代供養
寺院や霊園が運営する納骨堂で、半永久的に供養をしてもらう方法です。
通常のお墓のように維持管理費が必要ないため、経済的負担が軽くなるといったメリットもあります。
樹木葬
永代供養の納骨堂に代わり、シンボルとなるような大きな樹木の下に納骨する供養方法です。より、自然に近い形で故人様を供養したいという方に人気の供養方法です。
散骨
海や山などの自然のなかに、粉末化したご遺骨を撒いて供養する方法です。「死後は自然に還りたい」という故人様の希望で行われるケースが多いです。
シーセレモニーの海洋記念葬
シーセレモニーでは、残されたご遺族様が故人様の新たな旅立ちをお見送りする、海洋散骨プランを提供しています。
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