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合葬墓とは? 役立つ知識を取り入れながら供養する方法

2024.04.24
供養のお悩み
森の中にあるお墓風景

皆さんは合葬墓という言葉を聞いたことがありますか。親しみがあるという方から全く知らないという方までさまざまかと思います。

合葬墓という言葉を知らないという方でも、漢字から想像して「合同のお墓かな」と想像する方も多いのではないでしょうか。

近年では少子高齢化や核家族化、葬送方法の多様化など社会の変化に伴い、この合葬墓の需要が日本各地で高まっているといわれています。この記事では、合葬墓の基本的な知識や利用する際の注意点について解説します。

改めて知る「合葬墓」とは

近くにあるお墓合葬墓(がっそうぼ)とは、血縁関係のない複数人のご遺骨をまとめて埋葬するお墓のことをいいます。お墓を継承する子どもがいない場合や経済的にお墓を維持、管理するのが難しい場合などに利用されています。

近年、日本では核家族や高齢者の一人暮らしは珍しくありません。将来お墓を守ってくれる人がいないという悩みを持つ人はとても多く、合葬墓の需要は年々高まっています。また、血縁のあるなしに関わらず、ご遺骨を合葬するという風習は日本に古くからあったといわれています。

例えば、さまざまな宗派の本山に遺骨の一部または全てを埋葬する「本山納骨(ほんざんのうこつ)」は、現在でも行われている合葬の形として有名です。

一般的なお墓との違いはなに?

お墓の前に飾られているお花墓じまい後に新たなご遺骨の供養先として選ばれることもある合葬墓ですが、一般的なお墓との違いはどのようなものなのでしょうか。

経済的な負担が軽い

高台から見える墓所合葬墓は、経済的なメリットが大きいことが特徴です。個人墓の場合、100〜200万円程度の墓石購入費用がかかりますが、合葬墓の場合は墓石が不要です。

また、合葬墓は寺院や霊園が管理するため、個別墓よりも維持管理費が安くなります。一般的に、個別墓の年間維持管理費は1〜2万円程度ですが、合葬墓の場合は年間数千円程度で済む場合が多いです。

自分のお墓を持たなくても合葬墓という礼拝の対象があることで、経済的負担を軽減しながら埋葬後もお墓参りが可能です。

ご遺骨を取り出すことができない

大きなお墓とお花合葬墓のデメリットとしてあげられるのは、ご遺骨がほかの人のものと混ざってしまうことです。そのため、一度合葬すると取り出すことができません。

合葬墓によっては個別の袋に入れて納骨する場合もありますが、やがて土に還るため、どうしてもご遺骨同士は混ざってしまいます。

あとから「やっぱり別の供養方法にしたい」と思ってもできないので、家族で十分に話し合うことが大切です。

合葬墓地の種類

大きなお墓とお花合葬墓を管理する形態には、寺院管理・民間団体管理・公営管理の3つがあります。それぞれの特徴は、以下のとおりです。

寺院管理の合葬墓地

寺院管理の合葬墓地は、寺院の境内や墓地内に設けられている合葬墓地です。寺院の宗派に基づいた供養で、住職による法要や読経などが行われるのが一般的です。

しかし、利用するにはその宗教・宗派の信者であることが条件となります。寺院によっては、檀家になる必要がある場合があります。

民間団体管理の合葬墓地

民間団体管理の合葬墓地は、民間企業や公益法人が運営する合葬墓地です。檀家になるといった制約がなく、利用者のニーズに柔軟に対応しています。

設備や利便性も充実しており、都心からのアクセスがよい場所や送迎バスの運行など、高齢者にも配慮されていることが多いです。

ただし、寺院管理の合葬墓地よりも費用が高い傾向があります。

公営管理の合葬墓地

公営管理の合葬墓地は、地方自治体が管理している墓地です。公営墓地とも呼ばれます。公営墓地での供養は最低限に抑えられ、年に1度の献花や供養がない場合もあります。

その一方で、費用が安いのが特徴です。人気が高く抽選になる場合があるので、希望する公営墓地を利用できない可能性があります。

合葬墓に必要な費用

計算機とお金と仏具合葬墓地の費用は、5〜30万円程度が一般的です。管理団体によって費用に差がありますが、個人でお墓を建てる場合と比べると手頃な価格帯です。

合葬墓に必要な費用の内訳は、以下のとおりです。

内訳費用内容
永代供養料・使用料3~30万円
  • ご遺骨を管理・供養してもらうための費用
  • 合葬墓を利用する際に必ず発生する
彫刻料2~5万円
  • 合葬墓に設置する石碑に名前や戒名を彫刻する費用
  • 石碑の種類や大きさ、デザインによって異なる
納骨料2万円前後

ご遺骨を納骨する際に支払う費用

合葬墓を利用する際の注意点

親子で話し合う日本では、古来より血縁関係を重視する文化が根強く残っています。そのため、個別のお墓でご先祖様を供養し、個々の区画を設けることが一般的です。

合葬墓は、血縁関係のない方と一緒にご遺骨を埋葬するため、伝統的な価値観を持つ人にとっては抵抗を感じる場合があります。

合葬墓を検討する際には、家族や親族とよく話し合い、理解と合意を得ることが大切です。合葬墓のメリットとデメリットを説明し、折り合いをどのようにつけるのかを話し合う必要があります。

合葬墓以外にも散骨する選択肢も増えてきている

広大な海ここまで合葬墓のメリットや種類についてお話しましたが、実際にはほかの選択肢も増えてきています。それは、合葬墓と同じように注目されている「散骨」という供養方法です。

散骨は、ご遺骨を粉状にしたうえで海や山に撒いて供養します。合葬墓と同じようにお墓の継承者がいなくてもご遺骨の供養ができ、経済的な負担も軽いため、近年多くの方に選ばれている供養方法の一つです。

お墓参りをするように散骨場所で年忌法要クルーズを行ったり、ご遺骨の一部を自宅で供養したりすることも可能です。シーセレモニーではご遺族の想いに寄り添った海洋散骨を行っております。「海洋記念葬」ページからお気軽にお問い合わせください。


監修者 | 島田 快

散骨ディレクター・終活カウンセラーを務めております島田です。皆さまからいただきました疑問の声にお応えしながら、少しでも海洋散骨のご不安を和らげるお手伝いを出来ればと思っています。海洋散骨に限らず、終活や墓じまいに関してのお悩みなどもお気軽にお寄せください。

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