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自分らしく生きるための終活、「海洋散骨」も選択肢のひとつ

2021.04.27
海洋散骨
終活
広い海の上を飛ぶかもめ

死を意識することで現在をよりよく生きられるという終活。終活で大事なポイントのひとつは、ご自分の葬送について考えることではないでしょうか。

考えをまとめておくことで、いざという時に家族が困ることなく、ご自分の希望も叶えられます。従来は誰もがお墓に遺骨を埋葬しましたが、近年では「お墓は持たない」という考えを持つ方も増えています。それに伴って多くの葬送方式が見受けられるようになりました。

葬送方法が多様化している現代では、「自分の死後は海に散骨してほしい」と願っている方も多いかもしれません。今回は、供養方法のひとつである「海洋散骨」について詳しくお伝えします。

人生の終わりを見つめる「終活」とは

女性が相談にのる

終活とは、人生の終わりを見つめ、これからやっておくべきことを整理、準備することです。みなさんのなかには、「自分の死後のことなんて考えたくもない」という方も多いかもしれません。しかし、終活は決して後ろ向きではなく、これからの人生を自分らしく充実させるために大変役立つものです。

終活で行うことは、葬儀やお墓についてだけではありません。医療や介護、資産についてもどのようにしたいのかを考えることが大切です。そのため、終活とは「人生の最期のときを意識しながら、これからの人生を自分らしく生きる準備をし、亡くなったあとに備えること」といえるのではないでしょうか。

情報を集めることで漠然とした不安が解消でき、自分の意思をあらかじめ家族に伝えておけるというメリットもあります。

終活でやっておきたいこと

火のついた2本のろうそく

「そろそろ終活を始めたいけれど、一体何から手をつけたらよいのかわからない」という方も多いはずです。

たしかに、終活はやるべきことが多く、始めからすべてを完璧にこなそうとすると、負担が大きいかもしれません。できれば健康で、物事をしっかり判断できるうちに終活を始めると良いでしょう。

終活に興味が出てきたら、できることからひとつずつ、時間をかけて取り組みます。また、エンディングノートを利用すると優先順位が明確になりやすく、進めやすいようです。

身の回りのものを整理しておく

手紙を書く人

最初は、身の回りのものを少しずつ整理することから始めてみるのはいかがでしょうか。不用品の処分・整理をしておくだけでも、残された家族の負担を大きく減らせます。

まだ使えるものは、必要な人に譲る、フリーマーケットで売る、リサイクルショップへ持ち込むなどし、そうでないものは不用品回収業者や自治体にゴミとして処分します。ご自分でそのような行動が取れない場合は、処分の方法を明確にしておくだけでも家族の負担を減らせます。

財産の整理や相続に関する準備

ソファーとテーブル

残された家族の負担を減らし、トラブルを防止するために財産や相続に関する準備をしておくことはとても大切です。

自身が入っている保険の種類、印鑑や通帳の保管場所、暗証番号やパスワードなどの情報は家族で共有できる準備をしておくと安心できます。

また、財産の相続をスムーズに行うために必要なのが遺言書です。相続争いを避けるためにも、財産の分割を遺言として残しておくと安心です。まずはご自分の財産を把握し、有効な遺言書の書き方について情報を集めることから始めてみましょう。

葬儀やお墓の希望を固める

男性と女性が相談にのっている

突然ご自分が亡くなると、葬儀の希望やお墓について何も話していなかった場合は、家族がすべてを決めなければなりません。大切な人を失って悲しいときは、適切な判断が難しいものです。

ご自分の葬儀やお墓についての希望があれば、できるだけ明確にして家族に伝えておくと、残された家族が必要以上に迷わなくてすみます。また、葬儀やお墓にかかる費用を調べておくことも大切です。無理のない範囲でプランを決めておくと良いでしょう。

家族の方から、葬儀やお墓についてはなかなか聞きにくいものですが、ご本人の希望を伝えるという形であれば、葬儀やお墓に関する話題も切り出しやすいのではないでしょうか。亡くなる直前では叶えることが難しい希望も早めに伝えておくことにより実現しやすくなるはずです。

お墓で眠るのではなく自然へ還る選択肢

青い海と砂浜

これまでは、ご遺骨を先祖代々のお墓に納めて供養するのが当たり前だとされてきました。しかし、最近では葬送の方法が多様化しており、お墓で眠るのではなく、自然へ還る選択をする人が増えてきています。

そのなかでも近年注目を集めているのが海へご遺骨をまいて供養する海洋散骨です。お墓には入らず自然に還りたい、子孫に負担をかけたくない、経済的な理由から、などさまざまな理由で海洋散骨は選ばれています。

シーセレモニーは生前予約も可能

桜並木が美しい隅田川

東京・横浜で海洋散骨を行っているシーセレモニーでは、生前からの予約も受け付けています。

生前予約をされる場合は、ご家族にも同席していただき、散骨の場所やセレモニーの内容など、細部にわたって打ち合わせを行います。現在、終活をされている方は、海洋散骨も視野にいれて検討されてみてはいかがでしょうか。

海洋散骨を検討するうえで不安や疑問がありましたら、どのようなことでもご相談ください。経験豊富なスタッフが丁寧にお答えいたします。


監修者 | 島田 快

散骨ディレクター・終活カウンセラーを務めております島田です。皆さまからいただきました疑問の声にお応えしながら、少しでも海洋散骨のご不安を和らげるお手伝いを出来ればと思っています。海洋散骨に限らず、終活や墓じまいに関してのお悩みなどもお気軽にお寄せください。

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