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散骨の体験談まとめ|実際の流れやよくある疑問について紹介

2025.02.12
海洋散骨

散骨は近年注目を集める新しい供養の形です。散骨の際の具体的な流れやプラン内容、当日のセレモニーの進め方や費用の目安など、いろいろと気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、実際に散骨を行った方々の体験談をもとに、準備からセレモニー当日までの流れや、よく寄せられる疑問への回答を分かりやすくご紹介します。海洋散骨をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

散骨を行う際の流れ

チェックリストやカレンダーなど

散骨は、一般的に以下のような流れで進められます。

  1. 依頼・打ち合わせ
  2. 出港
  3. ご遺骨を散骨
  4. 花びらを献花
  5. お酒を献酒
  6. 海域を周回して最後のお別れ
  7. 帰航
  8. 散骨証明書を受け取る

まずは、散骨業者へ依頼します。業者ごとに対応エリアやプランが異なるため、希望エリアやどのように散骨したいかといったことを事前に相談することが大切です。

当日は、事前に指定した乗船場所から出港し、海上で散骨、献花、献酒を行いながら故人様を偲びます。最後に散骨エリアを周回してお別れをし、乗船場所へと帰航します。

シーセレモニーの散骨の体験談

シーセレモニーで実際に散骨を行った方々の、当日の様子をご紹介します。船のサイズや散骨エリアについても触れていますので、ぜひ参考にしてください。

1.湖面のように穏やかな東京湾で和やかに散骨

散骨セット

  • クルーザー:アニー号(6名定員)
  • ご利用プラン:ファミリー散骨プラン(貸切散骨)
  • 乗船人数:5名様
  • 乗船場所:浜松町桟橋(CRIB桟橋)
  • 散骨エリア:羽田空港沖

 

祖母様の散骨でのご利用です。当日はご家族5名様で乗船されました。アニー号に乗船され、羽田空港沖へ向かいます。天候は曇りですが、穏やかな波に恵まれた日でした。なかなか見ることの少ない、湖面のように穏やかな東京湾をゆっくりと進みます。移動中は、普段とは違った船上からの景色を楽しんでいただき、和やかな雰囲気の中、およそ40分かけて散骨場所の羽田空港沖へ到着。

散骨セレモニーを開始し、ご遺骨の散骨、献花・献酒と進めます。最後に黙とうを捧げて、マリンベルを数回鳴らして散骨セレモニーは無事に終了いたしました。行きも帰りも、終始和やかな雰囲気のもと、散骨が行われました。

2.思い出の東京湾ゲートブリッジ沖での散骨

  • クルーザー:ドーバー号(9名定員)
  • ご利用プラン:ファミリー散骨プラン(貸切散骨)
  • 乗船人数:3名様
  • 乗船場所:越中島桟橋
  • 散骨エリア:東京湾ゲートブリッジ沖

 

故人様と家族様との思い出が詰まった葛西臨海公園やディズニーランドが望めるゲートブリッジ沖で散骨を実施しました。皆様で和やかにお話をされているうちに、散骨場所のゲートブリッジ沖に到着です。

故人様とのお別れがお済みになられた方から、ご遺骨を海へ還していただきます。献花・献酒を行い、花びらが海面を舞う様子をゆったりと眺める時間もございます。マリンベルを数回鳴らし、船が散骨ポイントを周回、最後に船の汽笛を鳴らして散骨セレモニーが終了です。当日は少し波が高い日でしたが、ドーバー号はしっかりした造りのため、安心して散骨セレモニーを行っていただけました。

3.多くの世代のご縁を紡ぐ散骨

海洋散骨のシーン

  • クルーザー:オリエンタルパール号
  • ご利用プラン:ファミリー散骨プラン(貸切散骨)
  • 乗船人数:22名様
  • 乗船場所:横浜ぷかり桟橋
  • 散骨エリア:横浜沖

 

休日を利用して全国各地から多くの世代のご親戚が集まり、大型船1隻を貸し切っての散骨です。散骨場所までの航行中は、故人様の歩まれてきた人生を、幹事様がご用意されたアルバムを使ってご案内されていました。到着後は、代表者様による散骨・献花・献酒とセレモニーは進みます。

気持ちの良い快晴の中、穏やかな海上から横浜の風景をご覧いただき、思い思いにお過ごしいただきました。大切な故人様とのお別れの場であると同時に、普段なかなかお会いできないご親族とのご縁を紡ぎ直す貴重なお時間になった、とのご感想を述べておられました。

4.相模湾でのオンライン代理散骨式

相模湾での代理散骨

  • クルーザー:オンライン乗船
  • ご利用プラン:代理散骨
  • 散骨エリア:湘南・江ノ島・葉山

 

相模湾でのオンライン(リモート)で代理散骨式を執り行いました。ご希望いただいた石原裕次郎さんの曲を流し、穏やかな水面でのセレモニーと中継を開始しました。裕次郎さんが散骨をされた裕次郎灯台の沖合、葉山沖に向かって出航。海域へ向かう途中の景色や波の様子もお伝えすることができ、乗船されなくてもまるでその場にいるかのような気持ちになっていただけます。

施主様にご説明しながら大切なご遺骨を海にお返しし、セレモニーを執り行いました。色とりどりのお花が浮かび、先には江ノ島も見渡せる美しい風景が広がっていました。

散骨に関するよくある質問

女性が相談にのる

散骨に関するよくある質問を3つピックアップしてご紹介します。

1.散骨の費用相場はどのくらい?

散骨の費用相場は、5〜30万円程度です。使用する船や散骨エリアによって料金が変動します。ご遺族の代わりに業者が散骨を行う代理散骨プランは、約5万円から依頼することが可能です。ただし、粉骨費用が別途発生する場合もあります。粉骨の相場は約3万円です。

2.散骨後の供養はどうすればいい?

海洋散骨では、故人様のお名前と散骨日、散骨場所の経度・緯度が記載された「散骨証明書」が発行されます。この証明書をもとに、供養の際は散骨場所を訪れることができます。手元供養を希望する場合、ご遺骨の一部をミニ骨壺やフォトフレーム、アクセサリータイプの供養に納めて残すことも可能です。

3.どこで散骨ができる?

散骨は、主に海や山などで行われますが、いずれの場合も自然環境や法規制への配慮が必要です。海で散骨を行う場合は専用の船を利用し、漁港やレジャー施設などから離れた沖合で実施します。山や私有地で行う場合は、所有者や自治体の許可を得ることが必要です。専門業者に依頼すれば、適切な場所で散骨を行うことができます。

ご遺族に寄り添う海洋記念葬

きれいな海と砂浜。そして快晴の空

海洋散骨は、故人様を自然の一部として還す供養方法として、多くの方々に選ばれています。静かな海に想いを託し、広大な景色の中でお別れの時間を過ごす散骨セレモニーは、悲しみだけでなく感謝や前向きな気持ちも生まれる特別なひとときです。

シーセレモニーでは、ご遺族一人ひとりのお気持ちに寄り添い、安心して散骨を進められるよう丁寧にサポートしています。船のサイズは小型船から大型船まで、さまざまなタイプの中からお選びいただけます。大切な方の旅立ちを心穏やかに見送るために、シーセレモニーの海洋記念葬をぜひご利用ください。


監修者 | 島田 快

散骨ディレクター・終活カウンセラーを務めております島田です。皆さまからいただきました疑問の声にお応えしながら、少しでも海洋散骨のご不安を和らげるお手伝いを出来ればと思っています。海洋散骨に限らず、終活や墓じまいに関してのお悩みなどもお気軽にお寄せください。

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