仏壇の処分をしたいときはどうする？4つの方法と注意点

2024.01.24

供養のお悩み

先祖代々同じ場所で暮らしていると、自宅に仏壇があるのが当たり前という方も多いはずです。しかし、就職や結婚などで引っ越す予定があったり、古くなって傷んだりしたことが理由で、仏壇の処分を迫られることもあります。

仏壇は普通の家具とは違うため、「どうやって処分すればよいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、仏壇の処分方法のなかで代表的な方法や処分する際の注意点について解説します。

仏壇は自分で処分できる？

仏壇は、ほかの家具と同じように自分で処分することも可能です。しかし、通常仏壇には御本尊が祀られています。身近な故人様だけではなく、全てのご先祖様を供養するためにあるものなので、そのまますぐに処分できるというものではありません。

仏壇を最初に購入する際には、開眼供養と呼ばれる儀式を行います。この儀式によって、仏壇に故人の霊魂が宿ると考えられています。したがって、仏壇を処分する前には、故人の霊魂を仏壇から離す閉眼供養が必要です。閉眼供養は、仏具店や菩提寺などで依頼できます。

実際に仏壇を処分する場合、主に4つのパターンがあります。ここでは、それらの方法や費用相場について解説します。

付き合いのある菩提寺があると、仏壇を引き取ってもらえる場合があります。その際は、開眼供養から閉眼供養までの一連の儀式を執り行ってもらえるので、スムーズに仏壇を処分できます。

菩提寺との付き合いの深さや長さにもよりますが、お布施として1～5万円を渡すのが一般的です。

仏具店に依頼する方法もあります。古い仏壇を処分して新たに仏壇を購入する予定がある場合は、この方法がおすすめです。仏壇の処分と購入をスムーズに行えるため、儀式の日程を調整しやすくなります。

費用相場は、出張料や処分料を含めて2〜8万円です。

自治体によっては、仏壇を粗大ごみとして処分することが可能です。費用相場は、500〜2,000円程度です。しかし、全ての自治体で引き取りを行っているわけではないため、事前に確認をする必要があります。また、仏壇を粗大ごみとして処分する前にも閉眼供養は必要です。

仏壇の処分を取り扱っている専門業者に依頼するという方法もあります。寺院と付き合いがなく、住んでいる自治体でも仏壇の処分を取り扱ってない場合に検討してみてはいかがでしょうか。プランによっては、開眼供養や閉眼供養などの儀式もセットで依頼できます。

費用相場としては、仏壇の処分だけなら2～8万円、儀式も依頼する場合はさらに費用ががかります。

仏壇を処分する際には、以下の注意点に留意することが重要です。

仏壇は家族や親族にとって特別なものであるため、処分する場合には家族や親族の同意を得ることが重要です。特に、先祖代々の仏壇である場合は家族の意見を尊重し、事前に相談を行うことで不要なトラブルを避けられます。

仏壇には収納スペースが多くあるため、処分を行う前にそれらを全て確認することが大切です。特に、印鑑や通帳などが仏壇内に保管されていることがよくあります。

また、故人様の思い出の品が入っていることもあるかもしれません。処分する前に家族や親族と相談をして、処分するかどうかを決めましょう。

シーセレモニーでは、『お焚き上げ供養』を実施しています。故人様の思い出の品から位牌や遺影、さらには仏壇まで、提携している寺院にてお焚き上げをします。

位牌や遺影などは1点あたり5,500円（税込）で、そのほかの愛用品は60サイズの段ボールに収められる量で11,000円（税込）です。

故人様の大切な思い出を丁寧に供養します。お焚き上げ供養について不明なことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。