この日は少し霧がかった天気ではございましたが、驚くほど海が穏やかな凪の日でございました。
ゆったりと波に揺られ、上のデッキからお台場の景色を眺めながら、故人様との思い出を振り返りつつ、ご散骨ポイントの羽田沖を目指します。
献花の際は、ご家族皆様で巻いていただいたローズカラーとオレンジカラーの花びらたちが穏やかな水面に彩りを与え、故人様をお導きするとても綺麗なフラワーロードが出来上がりました。
セレモニーを終えた帰りのコースでは、船長がお子さんたちにお船のかじを握らせてくださり、少しの時間船長になった気分を楽しんでいただくことができました。
かじ取りの方法や船から見える建物のお話を楽しそうになさる姿がとても微笑ましいかったです。
今回のご散骨は天候が快晴とはいかなかったものの、普段はあまり見ることのない海からの景色やまだ経験したことのない非日常的な体験を通して、少しでもこの度のセレモニーが故人様との良き思い出の日となりましたら幸いでございます。