今の自分がこの世に生まれてこられたのは先祖という存在があったからこそだといえます。
先祖供養とは、そういった先祖に対して冥福を祈ったり、感謝の気持ちを伝えたりする行為です。ひと口に先祖供養といっても、その方法は一つではありません。
そこで今回は、自宅やお寺で行う先祖供養の方法について解説していきます。また、近年注目を浴びている手元供養と呼ばれる新しい供養方法についても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
先祖供養とは
先祖供養の「供養」という言葉には、仏様に対して供物を捧げ、神仏への礼拝や儀礼を行うという意味があります。
言葉だけ見ると難しく思えますが、つまりは仏壇やお墓にお供物をした後、線香を建ててお祈りを捧げるという、日本における一般的なお墓参りが、先祖供養そのものです。
お寺での供養方法
お寺での先祖供養の方法としては、以下のようなものが挙げられます。
お墓参りを行う
先ほど述べたように、先祖の命日やお盆、お彼岸など季節ごとに先祖のご遺骨が納められているお墓へと足を運ぶことが身近な先祖供養です。
お墓に花を手向けて、線香をあげて手をあわせることも大切ですが、それと同時にお墓周りの清掃を行うことも先祖供養の一つです。
年忌法要を行う
一周忌や三回忌のような僧侶に読経してもらう年忌法要は、故人の追善供養のために行います。
曽祖父やそれ以上の昔の先祖と、父親や母親の年忌法要に当たる年が重なる場合にはまとめて年忌法要を行うことが多いです。
法要を行うときは、僧侶と事前に相談し、最低でも1ヶ月前には参列する親族に日付や場所などの詳細を伝えます。
自宅での供養方法
自宅での先祖供養において、最も一般的なのが仏壇に先祖の位牌を祀って毎日お参りをすることです。毎日、御仏飯や水をお供えし、線香を立てて手を合わせます。
もし、先祖の位牌が多すぎて仏壇に収まりきらない場合には繰り出し位牌を使います。繰り出し位牌とは、先祖の戒名が書かれた札を複数枚収められる位牌です。
通常は、亡くなった日が近い順番に並べて収めますが、法要日や命日にあたる日には、その先祖の札を先頭に出します。
手元供養という方法も
最近は住宅事情もあり、自宅に仏壇を置けないご家庭も多いといいます。そういった場合に近年注目されているのが、手元供養という方法です。
手元供養
手元供養とは故人のご遺骨を納骨せず、自宅で保管する供養方法です。
故人を近くで感じられるというメリットがあります。そして、仏壇の代わりにご遺骨が収められるフォトフレームを使用するなど、洋室に設置しやすい点も人気の理由です。
外出先でも使える手元供養品
外出先でも故人を身近に感じたいという方は、ご遺骨の一部をペンダントやブレスレットに加工したアクセサリーを身に着ける方法もあります。
デザインも豊富で、一見しただけではご遺骨を使ったことは分かりません。
シーセレモニーの手元供養品
シーセレモニーでは、ご遺骨の一部を手元供養品に封入するサービスを行っております。
ご遺骨を収納できるフォトフレームや種類豊富なアクセサリー、素材とデザインにこだわったミニ骨壷などを取り取り揃えております。
ご希望のスタイルに合わせた供養方法をサポートさせていただきますので、手元供養についてご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。