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墓じまい後の供養に必要な粉骨で注意するポイント

2022.07.13
墓じまい
3つの骨壺

墓じまいをする場合、墓石の撤去だけではなく、埋葬していた遺骨の扱いについてもしっかり考えておかなければなりません。

特に最近では、お墓を持たない供養方法を選択する方が増えています。その際に必要となるのが、遺骨をパウダー状になるまで細かくする粉骨です。

しかし、粉骨という言葉は知っていても、具体的にどうしたらいいのか分からないという方も多いようです。そこで今回は、粉骨を行う上で注意したいことや、粉骨のメリットとデメリットについて解説していきたいと思います。

墓じまい後に粉骨を行うメリット・デメリット

大小さまざまな4つの骨壺

墓じまいを行うことと、遺骨を粉骨することは必ずしもセットではありません。

例えば、墓じまい後に別の寺院や霊園に改葬する予定なら、前のお墓から取り出した遺骨をそのまま納骨するだけで完了します。

つまり、墓じまい後にどのような供養方法を考えているのかによって、粉骨をするかどうかが決まるという訳です。具体的には、散骨や手元供養を行うケースで粉骨が必要になります。そして、粉骨のメリットとデメリットの両方をきちんと把握することが大切です。

メリット

粉骨をすることで、遺骨を大幅に減らせるというのが大きなメリットです。

おおよそ3分の1から5分の1程度に収まります。そして、粉骨した方が親族間で分骨しやすくなります。見た目がパウダー状なので、遺骨からイメージされる怖さなども薄れるといいます。

デメリット

当たり前のことですが、ひと度粉骨してしまうと、元の状態に戻すことができません。そのため、親族全員の了承を得ないまま粉骨をしてしまい、後にトラブルとなったというケースが多くあります。

そして、手元供養のように自宅で簡単に保管できてしまうため、災害時に焼失や紛失してしまう可能性も出てくるという点もデメリットだといえます。

墓じまい後の粉骨における注意点

外の日差しがまぶしい骨つぼ

墓じまいの後から粉骨をするまでの手順で注意したい点がいくつかあります。

注意点1

まずは、親族間で墓じまいや粉骨をすることの同意を得ておくことです。最初に話し合うことで、トラブルを回避できます。

注意点2

次に、墓じまいをするお寺とのトラブルにも注意です。墓じまいの費用や更地にした土地の返却など、これまでのお付き合いの程度を鑑みてお礼をする必要があります。

注意点3

最後に、墓じまいをする際の改葬証明書といった、必要書類をしっかり保管しておくことも大切です。

シーセレモニーの粉骨サービス

きれいな海と青い空

粉骨は、ご自身で行うことが不可能ではありませんが、遺骨の取り扱いは非常に難しいため、できれば粉骨専門業者に依頼するのがおすすめです。

シーセレモニーでは、海洋散骨や手元供養をするための粉骨サービスを行っています。遺骨のお引取りから専用機器による粉骨、さらには海洋散骨するために水溶性の紙袋への個包装まで、ご遺族様の心に寄り添ったサービスを提供しています。海洋散骨や手元供養に興味を持たれましたら、お気軽にお問い合わせください。


監修者 | 島田 快

散骨ディレクター・終活カウンセラーを務めております島田です。皆さまからいただきました疑問の声にお応えしながら、少しでも海洋散骨のご不安を和らげるお手伝いを出来ればと思っています。海洋散骨に限らず、終活や墓じまいに関してのお悩みなどもお気軽にお寄せください。

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