実家近くにあるお墓に、なかなかお墓参りに行けないと悩んでいる人が多くいます。そういった背景には進学、就職、結婚を期に実家を離れて遠方に住むことになり、お墓に行く機会が減ってしまうことが挙げられます。
しかし、近年では墓じまいをして近くにお墓を移したり、永代供養墓にしたり、自然散骨や手元供養など、供養方法が多様化してきています。自分の環境に合った供養方法を選択することができるようになりました。
お墓に行くタイミング、それはひとそれぞれ
お墓参りは「決まった日時に行かなければならない」といった決まりはなく、一年を通してどのタイミングで行っても、マナー違反になることはありません。大切だった亡き人やご先祖様を供養する場です。行きたいと思ったタイミングで行くことが本来の供養といえます。
しかし、一般的には故人様の祥月命日や月命日、お盆の時期、春秋のお彼岸、年末年始にお墓参りを行う場合が多いです。なかでも、お盆は、「先祖様の魂があの世からこの世へと帰ってくる」とされているため、先祖様の霊をこの世にお迎えして供養する人が特に多いようです。
仏壇を置く? お墓に行けない解決法
「仏壇」とは、信仰の中心になる本尊(ほんぞん)を安置して祀り(まつり)、手を合わせて供養を行う祭壇です。各家庭内で供養を行うことができるので”家庭内の寺院”ともいわれています。
遺族様の心のよりどころとして、とても大切であり、故人様が好きだったものをお供えして、写真や位牌に手を合わせて対話をすることで、故人様と心が通った気持ちになります。
しかし、核家族で暮らすことが多い現在では、部屋に「仏壇」を置く場所がないなど環境的な理由で、置くことができない場合もあります。
供養方法の選択肢が広がる現代
価値観が多様化する現在では、さまざまな供養方法があります。お墓参りすることがもっとも一般的ですが、別の供養方法で故人様を偲ぶこともできます。
たとえば、永代供養や自然散骨、手元供養などが挙げられます。先祖代々受け継がれたお墓をどうするかは、大事なことです。時間をかけてご親族様と相談しながら進めていくことで、皆さまが納得する一番の供養方法を選択しましょう。
自然散骨を選択!手軽な供養方法
お墓の管理が難しくなり、お墓を手放し供養方法を変える選択をする人も増えてきました。それに伴い、手軽に行えるという理由で自然散骨が人気を集めています。
また、自然散骨には山林や海へ遺骨を撒く海洋散骨が挙げられます。仮に自然散骨のなかでも海洋散骨を選ぶ際はぜひシーセレモニーにご相談ください。実績件数も多数あり、経験豊かなスタッフが丁寧に応対し、ご遺族様にとっての大事な供養のお手伝いをさせていただきます。