故人様とのお別れの儀式であるお葬式。「葬儀」と一口にいっても一般葬や家族葬、直葬などさまざまな種類があります。
しかし、そのような葬儀の違いについて、詳しく知っているという方は少ないのではないでしょうか。また、最近では葬儀の種類だけではなく、葬儀の後に故人様をどのように見送るかということ、つまり供養方法もご遺族様の意見や故人様の生前の要望によって変わってきています。
そこで今回は家族葬と直葬の特徴、そしてシーセレモニーが提供する貸切のファミリー散骨プランについてご紹介します。
目次
時代の変化に合わせた葬儀の形
近年、葬儀の形は一般的な宗教儀礼によって行われる形式のほかにも、家族葬や直葬などの種類があります。
さまざまな葬儀が生まれた背景には、故人様の思いを大切にした儀式をしたい、自分らしくお別れをしたいという思いを持つ方が増えているという時代の変化があります。
近親者だけで行う「家族葬」
家族葬は、その呼び方からご遺族であるご家族様だけで執り行われるものと思われるかもしれませんが、決してそうではありません。故人様のご友人やご親戚の方々にも参列できます。
家族葬という葬儀の形に明確な定義はありません。ご家族の皆様が葬儀にお呼びする方を親しい方々に限定し、少人数でゆっくりとお別れができる儀式のことを総称して家族葬と呼びます。
家族葬の場合、ご近所の方や仕事関係の方はお呼びしないため、だいたい10人以上20人以下で執り行われることが多いようです。
火葬のみ行われる「直葬」
一方、直葬(ちょくそう)とは、お通夜や告別式などの儀式を行わず、ごく限られた親しい方のみで火葬場へ行き、最低限の火葬のみを行うという最もシンプルな葬儀形式を指します。
直葬の場合、故人様がいらした病院や施設、または自宅から会館安置所へ運ばれ、その後納棺をします。火葬場で火葬が執り行われた後に、ご遺骨のお預かりといった流れが一般的です。
家族葬や直葬のメリット
家族葬
家族葬のメリットは、少人数で行うため一人ひとりの思いや希望を反映しやすい点があげられます。
規模の小さな葬儀にしたい方や故人様の生前の希望で身内や近親者のみで見送りたいという方の希望も比較的実現しやすいのが特徴です。
直葬
直葬のメリットは、コストを抑えられるという点です。祭壇を飾ったり、会葬者を招いたりしない分、葬儀にかかる費用を軽減できます。葬儀を行わないため、その準備にかかる時間や手間も省けます。
また、葬儀での接待に費やす精神的負担や香典返しなどもないため、家族や親しい人たちだけで落ち着いてお見送りができることもメリットの一つといえます。家族葬も直葬も、ご遺族様の心理的負担を減らせるという点は共通のメリットです。
貸切にした船で行う散骨セレモニー
これまでは葬儀や火葬が終わると、家族のお墓にご遺骨を納めて供養することが一般的でした。
しかし、最近ではお墓の継承者がいないこと、体力的や経済的にお墓の維持、管理が難しいことなどの理由でお墓を持たない供養方法を検討される方々が年々増えています。そして、お墓を持たない供養方法の一つとして注目されているのが『海洋散骨』です。
シーセレモニーでは、貸切クルーザーでのファミリー散骨プランをご用意しています。火葬後はご遺族様を海洋散骨で見送りたいという方は、ぜひ検討してみてください。
ファミリー散骨で故人様を見送ろう
シーセレモニーがご用意するファミリー散骨プランでは、ご遺族様の人数に合わせてクルーザーを選んでいただき散骨クルージングに参加していただきます。
クルーザーは、アニー号やババリア42号、ミッドブルー号などの種類があり、人数が定員に達するまでは費用が変わらないのが特徴です。
粉骨にも対応
海洋散骨を行う際のルールとして、ご遺骨は必ず粉末状にしなければなりません。シーセレモニーでは、33,000円(税込)より粉骨作業を承っています。
お預かりしたご遺骨は異物を除去し、専用の機器で2mm以下のパウダー状に粉骨いたします。その後、ご乗船予定人数分の水溶性の紙袋に収め、散骨当日にみなさまの元へお持ちします。
オプションで希望に合わせたセレモニー
ファミリー散骨プランには、献酒や献花のサービスが含まれています。
その際、故人様のお好きだったお酒やお花にしたいという方は、オプションにて弊社がお酒やお花を追加でご用意いたします。(季節によってはご希望に添えない場合もございます。)
そのほか、生花で作った祭壇をクルーザー内にご用意するオプションやお食事、お飲み物など、さまざまなサービスを追加していただけます。
形式にとらわれないアットホームなお別れの形
家族葬や直葬、ファミリー散骨は、故人様の生前の希望を反映しやすく、故人様をより身近に感じられるお別れの形ともいえます。
火葬後に、故人様を大切なご家族や近親者の方々で見送りたい、という方は、海洋散骨という形式にとらわれないアットホームなお別れの形を検討してみてはいかがでしょうか。
使用するクルーザーやプラン、オプションなど、気になることがございましたら、まずは気軽にお問い合わせください。