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遺骨を自宅で保存しても大丈夫?手元供養の種類や注意点を解説

2025.01.15
お骨のお悩み
骨壺と位牌

近年、ご遺骨を自宅で大切に保存する「手元供養」が注目されています。お墓に納骨する従来の方法とは異なり、身近な場所で故人を偲ぶこのスタイルは、多様化する供養の形の一つです。しかし、手元供養にはさまざまな種類があり、保存する際には注意したいポイントもいくつかあります。

今回は、ご遺骨を手元供養する方法や注意点とともに、シーセレモニーの海洋散骨についてもご紹介します。大切な人とのつながりを感じられる、新しい供養の選択肢を考えてみませんか?

遺骨を自宅で保存しても大丈夫?

仏壇の前で手をあわせる

「故人を身近に感じたい」「経済的な負担を抑えたい」などさまざまな理由から、ご遺骨を自宅で保存する手元供養が選ばれています。

一方で、「自宅で遺骨を保存するのは法律に違反しているのでは?」と心配する方もいるでしょう。実際には、ご遺骨を自宅で保管することは、法に触れる行為ではありません。

最近では、コンパクトなミニ骨壺やインテリアになじむデザインの手元供養品も多くあります。こうした手元供養は、お墓の維持や管理にかかる経済的負担を軽減でき、身近な場所で故人を偲べる新しい供養スタイルとして、多くの方に注目されている供養方法です。

遺骨を自宅で保管する方法

ご遺骨2つ

ご遺骨を自宅で保管する方法は、ご遺族のライフスタイルや心情に合わせて選ぶことが大切です。負担が少なく、自然に供養できる方法を選ぶことで、心安らかに故人を偲ぶことができます。ここでは、ご遺骨を自宅で保管する際の、代表的な3つの方法をご紹介します。

1.仏間の仏壇で保管する

仏壇にご遺骨を安置する方法は、最も一般的な手元供養のスタイルです。仏壇の中ではなく、仏壇の前やその付近に専用の台を設置してご遺骨を保管します。

仏壇は「本尊を祀る場所」としての役割があるため、短期間だけの保管を選ぶ場合もありますが、長期間にわたって故人を偲ぶ場所として活用する方も多くいます。仏壇は「ご先祖様を供養し対話する場所」「家族の健康を願い命について考える場所」と考える方もおり、保管期間は各家庭の状況に応じてさまざまです。

2.リビングに供養スペースを作る

リビングに供養スペースを作り、ご遺骨を保管するケースもあります。コンパクトタイプの仏壇やおしゃれなミニ骨壺など、リビングで供養する際の供養品もさまざまです。家族が集まるリビングに供養スペースを作ることで、いつでも故人様を身近に感じることができます。

3.インテリアになじむ手元供養品を使う

インテリアになじむ手元供養品を使って、日常の中で自然に供養する方法もあります。供養品であることが一目で分からないものであれば、家の中で違和感なく使用できます。心理的・経済的な負担が少なく、シンプルに供養を行いたい方におすすめです。

遺骨を保存するための手元供養の種類

手元供養品には、多種多様なデザインや機能を持つものがあり、どのようなものを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。ここでは、手元供養品の中から代表的な3つのタイプをご紹介します。

1.部屋に置けるミニ骨壺

ミニ骨壺は、遺骨の一部をコンパクトに収納できる供養品です。淡いピンクや水色といった優しい色合いのものから、木製や陶器製などナチュラルな質感のものまで、デザインも豊富にあります。

「骨壺」と聞くと、白い陶器製の容器をイメージする方が多いかもしれませんが、近年は部屋にさりげなくなじむおしゃれなタイプも増えています。

2.身に着けられるアクセサリータイプ

アクセサリー

ご遺骨の一部を収納できるアクセサリータイプの供養品も人気です。ペンダントやリング、ブレスレットなどの形状があり、プラチナやゴールドといった高級素材から、アレルギーに対応した素材まで、さまざまな選択肢があります。

常に身に着けることで故人様を近くに感じられるだけでなく、一見してご遺骨が入っているとは分からないデザインが多いため、外出先でも気兼ねなく身に着けられます。

3.インテリアになじむフォトフレーム

老夫婦の写真と手を合わせる女性

写真とご遺骨を一緒に収納できるフォトフレームタイプなら、部屋に置いてもインテリアに自然と溶け込みます。温かみのある木製フレームや故人様が生前好んだ色合いを取り入れたものなど、さまざまなデザインから選ぶことが可能です。

自宅で遺骨を保存する際の注意点

手元供養品

ご遺骨を自宅で保存する際は、いくつかの注意点があります。以下では、特に重要な3つの注意点について解説します。

1.粉骨する

ミニ骨壺やアクセサリータイプの手元供養品はご遺骨を入れるスペースが限られているため、ご遺骨を粉骨しなければならないケースがあります。粉骨に関しては前述したように、自分で作業することも可能ですが、実績があり信頼できる専門業者に依頼することをおすすめします。

2.家族でよく話し合う

手元供養は、家族間で意見が分かれることも少なくありません。「お墓に納骨しないと故人が成仏できないのでは?」「自宅に遺骨を置いてもいいの?」と不安に感じる方もいます。手元供養については家族や親族と十分に話し合い、みんなが納得したうえで進めることが大切です。

3.保存後の供養方法を決めておく

ご遺骨を全て自宅で保存する方もいますが、一部のご遺骨を永代供養や散骨などで供養するご遺族も多いです。供養方法には、海洋散骨や里山散骨、樹木葬、永代供養などさまざまな選択肢があります。これらの選択肢についても事前に話し合い、家族や親族が納得できる形で供養できると良いでしょう。

ご遺族に寄り添うシーセレモニーの海洋記念葬

散骨クルーズ 東京

シーセレモニーが提供する海洋記念葬は、故人様を自然の中へ送り出す新しい形の供養方法です。

ご遺族がそろって美しい海で故人様の最後の旅立ちをお見送りできる「ファミリー散骨」は、ご遺族の思いを自由に反映したセレモニーが可能です。音楽を流したり好きなお花を捧げたりと、自分たちらしいお別れを演出し、ご家族やご友人と心温まる時間をお過ごしいただけます。

散骨セレモニーとして東京湾に花びらを撒く子供たち

また、ご遺族一人一人に寄り添うことを大切にしており、事前準備から散骨当日まで丁寧にサポートいたします。

散骨に限らずご遺骨の粉骨や手元供養など、供養に際してご不明な点はぜひシーセレモニーへご相談ください。ご家族の心に残るセレモニーをご提案いたします。


監修者 | 島田 快

散骨ディレクター・終活カウンセラーを務めております島田です。皆さまからいただきました疑問の声にお応えしながら、少しでも海洋散骨のご不安を和らげるお手伝いを出来ればと思っています。海洋散骨に限らず、終活や墓じまいに関してのお悩みなどもお気軽にお寄せください。

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