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海洋散骨の進め方は?手順・注意点・体験談で分かるシーセレモニーの魅力

2025.12.05
海洋散骨
海洋散骨が行える海域のイメージ

海や山にご遺骨を撒く「散骨」は、お墓を持たない供養方法として注目されています。しかし、散骨は新しい供養方法のため、身近に経験者がおらず、具体的な流れや注意点が分からないという方も少なくありません。

そこで今回は、海洋散骨の基本的な進め方から、実施時の注意点までわかりやすく解説します。実際の雰囲気がよりイメージしやすいように、シーセレモニーの散骨プランを利用された方の体験談もご紹介します。海洋散骨をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

シーセレモニーの海洋記念葬

海洋散骨の基本的な流れ

散骨の様子

初めて海洋散骨を行う場合、どのような手順で進むのか事前に把握しておくと、当日も落ち着いて臨むことができます。

ここでは、散骨前・当日・散骨後の一般的な流れをわかりやすくご紹介します。

1.事前準備・契約

散骨を依頼する専門業者に問い合わせ、散骨場所や希望日時、プラン内容を相談します。料金に含まれるサービスや作業内容を確認し、納得したうえで契約・支払いをしましょう。

書類は、火葬後の散骨なら「火葬許可証」が必要です。お墓に埋葬されているご遺骨を取り出して散骨する場合に限り、「改葬許可証」が必要となります。

▼主な流れ

  • 相談、見積もり
  • 契約、支払い
  • 必要書類の準備

 

2.ご遺骨の粉骨

専用の機器で丁寧に粉骨を行うスタッフ

海洋散骨では、厚生労働省のガイドラインにより、ご遺骨を2mm以下の大きさに粉骨することが必須です。粉骨後は、海で安全に撒けるよう、環境に配慮した水溶性の袋に収めて準備します。

自然環境や周囲の方への配慮を守りながら、安心して散骨を行うために欠かせない大切なステップです。

▼主な流れ

  • ご遺骨を業者に預ける
  • 粉骨作業の実施
  • 散骨用の袋へ収納

 

3.散骨の実施

二人の女の子が海に撒かれる遺骨を見つめる

当日は指定された港に集合し、スタッフの案内で専用の船へ乗船。散骨ポイントへ向かい、ご遺族が順番にご遺骨を海へお還しします。

献花や献酒、黙祷を行い、船で散骨エリアをゆっくり周回して故人様を丁寧に供養します。

▼主な流れ

  • 集合、出航
  • 散骨ポイントへ移動
  • 散骨
  • 献花、献酒
  • 帰航、解散

 

4.散骨後の手続き

散骨を終えると、散骨場所の緯度・経度を記した「散骨証明書」が発行されます。代理散骨の場合は、当日の写真や動画が証明書とともに届けられることもあります。

散骨証明書が手元にあると、一周忌や三回忌など節目の法要の際に、故人様を偲んで散骨地点を訪れることが可能です。

▼主な流れ

  • 散骨証明書の受け取り
  • 代理散骨の場合は写真・動画データの提供
  • 法要クルーズの利用も可能

 

関連記事:海洋散骨の流れ!シーセレモニーおすすめのプランとメリットも併せて紹介!

海洋散骨を行う際の注意点

海とクルーザーが周遊

海洋散骨を行う際の注意点を3つご紹介します。

事前に理解しておくことで、当日を落ち着いて迎えられ、安心して散骨に臨むことができます。

1.法律とガイドラインを守る

海洋散骨を禁止する法律はありませんが、「節度をもって実施すること」が求められます。自治体によっては散骨を禁止している海域もあるため、希望エリアがある場合は事前確認が必要です。

また、厚生労働省の「散骨に関するガイドライン」では、ご遺骨を視認できない大きさまでご遺骨を細かく砕いてから散骨するよう明記されています。このため、散骨前の粉骨作業は必須となります。

2.環境や周囲への配慮を徹底する

献花や献酒では、海に還るものだけを撒くことが基本です。献花は花びらのみを撒き、献酒も瓶や容器を海に落とさないよう注意します。

また、散骨場所は観光スポットや漁場を避け、周囲への影響に配慮することが大切です。

3.乗船時の服装や持ち物に注意

黒い服を着た人

海洋散骨に参加する際の服装は、過度にフォーマルな装いより、動きやすく落ち着いた服装のほうが適しています。

喪服ではなく、船上の雰囲気に馴染む落ち着いた平服を選びましょう。足元はヒールを避け、安定して歩ける靴が適しています。

また、海上は風が強く気温も下がりやすいため、羽織ものを用意することをおすすめします。船酔いが心配な方は酔い止めを持参すると安心です。

関連記事:散骨の費用や注意点は?マナーを守って散骨を行おう

シーセレモニーの散骨体験談

寄り添う母娘

シーセレモニーでは、ご家族船に乗って散骨を行う「ファミリー散骨プラン」と、ご遺族に代わってスタッフが散骨を行う「代理散骨プラン」をご提供しています。

ここでは、それぞれの体験談をご紹介します。

ファミリー散骨プラン体験談

アニー号

アニー号で執り行われた散骨クルーズをご紹介します。

散骨スポットの羽田沖に到着し、まずは献酒で海を清めました。

海に献酒している女性

その後、故人様を海へお還しし献花を実施。

海に献花している男性と子ども

最後に黙祷を行い、散骨スポットを周回して鐘を鳴らした後、桟橋へと戻りました。

お客様には、「散骨を通してとても気持ちが前向きになりました。みんなで笑ってお見送りができたことで悲しいものではないと気持ちが変化しました。」というお言葉をいただきました。

代理散骨プラン体験談

ミッドブルー

ミッドブルー号で執り行われた代理散骨式をご紹介します。

ご遺骨を桐箱にお入れして、散骨スポットの羽田空港付近の海域まで運びました。

海に撒くお供え物

日本酒で海を清め、ご遺骨を海にお還ししました。

粉骨した遺骨を散骨するシーン

献花を手向け、船員一同で黙祷を捧げました。鐘を鳴らしながら、散骨スポットを3周し、散骨式を厳かに終えました。

海に献花しているシーン

シーセレモニーでは、散骨式が終了した後に、お客様に代理散骨の様子の写真をお渡ししております。

写真はデータとして提供いたしますので、お客様が大切な思い出として保存し、故人様の旅立ちをいつでも思い出せます。

散骨エピソードはこちら

シーセレモニーの海洋記念葬

散骨式終盤に行う献奏述べる

シーセレモニーでは、散骨を「故人様にとっての新しい旅立ちの日」と考え、ご遺族にとっても記念日となるよう、「海洋記念葬」と呼んでいます。

故人様やご遺族の希望を最大限に取り入れ、ご遺族が穏やかなひと時を過ごせるような散骨プランをご提案いたします。

散骨後にお渡しする「散骨証明書」には、散骨場所の”緯度・経度”を記載しており、一回忌や三回忌などの節目には法要クルーズもご案内可能です。

海洋散骨に興味を持たれましたら、いつでもお気軽にシーセレモニーにまでお問い合わせください。

シーセレモニーの海洋記念葬


監修者 | 島田 快

散骨ディレクター・終活カウンセラーを務めております島田です。皆さまからいただきました疑問の声にお応えしながら、少しでも海洋散骨のご不安を和らげるお手伝いを出来ればと思っています。海洋散骨に限らず、終活や墓じまいに関してのお悩みなどもお気軽にお寄せください。

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