本日は横浜にある「ぷかり桟橋」から出向し、リビエラ号で行ったファミリー散骨の様子をご紹介します。
皆様お揃いになったあと、ライフジャケットを身に着けていただき、まずは船の前で記念のお写真を撮影📸
その後、船長からのご説明を経て、いよいよ乗船です。
今回のご散骨は、ご依頼主様のお母様のご希望によるものでした。
横浜港を選ばれたのには理由がありました。
この日、客船「飛鳥Ⅱ」が停泊していたのです。
亡きお父様が飛鳥Ⅱに関わるお仕事をされていたことから、「本当なら飛鳥Ⅱから散骨をしたい」と思っておられたそうです。
ですが現在、飛鳥Ⅱでは散骨ができないため、代わりにリビエラ号をご提案させていただきました。
ちょうど飛鳥Ⅱが港にいるタイミングでのクルーズ。
静かに、でもどこか温かい時間が流れていました。
船はベイブリッジの近くまで進み、波の穏やかなポイントでご散骨を行うことに。
船が進む間、皆様は景色を楽しみながら、写真を撮ったり、お話をされたり。
普段とはちょっと違った横浜の風景に、笑顔がこぼれていました。
やがて船はスピードを落とし、静かな場所へ。
船長が慎重にポイントを選び、ご散骨の準備が始まります。
セレモニーの始まりです。
まずは、ご遺骨を皆様にお手に取っていただき、それぞれの想いを込めて海へお還しいただきました。
続いて、献酒。
そして、お花を手向けて故人へ感謝と祈りを。
最後に黙祷を捧げ、マリンベルの音が空へ響きます。
セレモニーは無事に終了しました。
その後は、しばらくゆったりと余韻に浸りながら港へ戻ります。
皆様、終始リラックスされた様子で、本当に楽しそうに過ごされていました。
氷川丸を間近にご覧いただいたあと、ご希望の飛鳥Ⅱやにっぽん丸も見ることができました。
その後、赤レンガ倉庫などをぐるっと周遊。
「海側から見る景色って、こんなに違うんですね」と、皆様新鮮なご様子でした。
ちなみに「アディーム号」という別の船は高さが低いため、コスモワールドの観覧車の下もくぐることができます。
やがて船はぷかり桟橋に到着。
皆様が笑顔で下船されるのを見届けて、私たちもとても嬉しく思いました。
このたびのご乗船、誠にありがとうございました。
ご家族の皆様のこれからが、穏やかであたたかい時間に包まれますよう、心よりお祈り申し上げます。