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海への散骨は節度を持って行えば問題ない?「節度」とは何かを解説

2024.03.13
海洋散骨
広い海と青い空

近年、少子高齢化やライフスタイルの変化によってお墓を持たない葬送方法が注目されています。海洋散骨もそのうちの一つです。

海洋散骨は、一般的には節度を持って行えば問題はないとされています。しかし、「節度とは具体的にどのようなことなのか分からない」「法律的に大丈夫なのだろうか」と疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、海洋散骨における「節度」と「マナー」について詳しく解説します。海洋散骨を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

法律から見る海洋散骨

山と海を望む景色

多くの方が気になるのは、「海洋散骨は違法なのか」ということではないでしょうか。

結論として、海洋散骨は違法には当たりません。理由は、現在の日本には海洋散骨を明確に禁止する法律が存在しないからです。

1991年に法務省が「葬送のための祭祀として、節度を持って行われる限り、遺棄罪には当たらない」との見解を示しています。ただし、散骨を禁止・規制する条例を制定している地域もあるので、注意が必要です。

出典:厚生労働省『墓地、埋葬等に関する法律

「節度を持って」とはどのような意味?

川沿いの桜と小鳥

法務省が示した「節度を持って」という表現ですが、実際には細かい規定はありません。

しかし、詳細なルールがないからこそ、散骨を行う際には自主的に周りの方々の心情や環境に十分配慮しなければなりません。そのようなマナーや配慮を「節度を持って」という表現で表しています。

粉骨して散骨すること

粉骨したご遺骨のイメージ

散骨する場合、ご遺骨をそのまま撒くことはできません。事前に細かく粉骨してから散骨を行います。ご遺骨と分かる大きさのまま散骨をすると、死体遺棄罪に問われる可能性があります。

一般的には、2mm以下のパウダー状にし、環境に優しい水に溶ける袋に入れて海に流します。

散骨する場所への配慮

陸からすぐの場所や人が多く集まる海水浴場、漁港、漁場の近くでは散骨はできません。そのため、一般的には沖から離れた場所に散骨します。

また、生活用水が通っている川やダムの近くも避ける必要があります。散骨場所は人の目に触れにくく、陸からある遠く離れた沖合で行うのが望ましいです。

環境や周囲の方への配慮

献花用の花びらのイメージ

散骨する際には、環境や周囲の方への配慮も欠かせません。

ご遺骨と一緒に花を手向けるときには自然に還りやすいようセロハンは取り、花びらだけを撒くようにします。また、自然に還らない副葬品は流せません。

さらに、周りの方の心情に配慮するために喪服の着用も控えます。散骨での服装は、肌の露出を控えた動きやすいものがおすすめです。

条例により散骨できない地域

山の上から見る海と夕日

散骨を問題なく行うためには、さまざまな配慮が欠かせません。マナーを守らずに散骨を行ってしまうと、近隣住民とのトラブルも想定されます。

そのようなトラブルを未然に防ぐ目的で、散骨を禁止する条例を定めている地域もあるため、注意が必要です。例えば、北海道長沼町では、個人・散骨業者ともに散骨を禁止しています。

また、静岡県熱海市や伊東市は観光地としてのイメージを守るために、散骨のガイドラインを定めています。

「生まれ育った場所で散骨したい」といった希望がある場合は、一度調べておいたほうが安心です。

海洋散骨を行う方法

海に撒いた花びら

海洋散骨は自分で行う方法と業者に依頼する方法があります。それぞれの特徴や注意点を理解して、目的に合った方法を選ぶようにしましょう。

自分で行う方法

業者を介さず自分で散骨を実施する方法です。散骨の場所を見つけたり、ご遺骨を粉骨する作業を自分で行ったりする必要があります。特に、身内のご遺骨を粉骨する作業は精神的にも肉体的にも大きな負担がかかります。

業者を介さないぶん費用を抑えられますが、こだわりがない場合は業者に依頼するのが安心です。

業者に依頼する方法

散骨を行う際には業者に依頼するのがおすすめです。粉骨作業や散骨の手続き、船のチャーターなどの必要な準備を全て任せられます。

当日は散骨の儀式や供養のサポートも行ってくれるので、安心して故人様との最後の時間を過ごすことができます。

海洋散骨の流れ

海に花を撒くご遺族

ここでは、業者に海洋散骨を依頼する際の流れについて紹介します。一般的な流れは、以下のとおりです。

流れ内容
1.申し込み
  • 複数業者から見積もりを出してもらい、申し込みを行う
  • 散骨場所や日程を決める
2.ご遺骨の引き渡し

業者が自宅まで出向くか、郵送でご遺骨を引き渡す

3.粉骨
  • 業者が粉骨作業を行う
  • 粉骨後は水溶性の袋に入れられる
4.散骨の実施
  • 指定の桟橋から散骨の海域に出航する
  • ご遺骨を海に還し、献花や献酒を行う
5.散骨証明書の発行

散骨場所や日時が記された散骨証明書が発行される

シーセレモニーの海洋散骨プラン

シーセレモニーでは、ご遺族に安心して散骨をしていただける散骨プランを提供しています。東京・神奈川・大阪・沖縄・ハワイなどの海域での散骨に対応しています。

主なプランは、以下の2つです。

ファミリー散骨プラン

ご遺族の集合写真

ご家族やご親族の貸切で散骨を行うプランです。他の方の目を気にせず、プライベートな空間で故人様と最後のお別れの時間を過ごすことができます。

散骨場所に向かうまでに音楽を流したり、故人様の思い出話をしたりと思い思いの過ごし方ができるのが特徴です。

ファミリー散骨プラン

代理散骨プラン

海に撒くお供え物

遠方にお住まいの方や当日乗船するのが難しい方に代わって、弊社スタッフが散骨を行うプランです。散骨の様子は写真に収めてお送りします。また、オンラインで散骨の様子をご覧いただけるサービスもございますので、お問い合わせください。

代理散骨プラン

散骨は葬送という明確な目的のもと正しく行おう

数珠を持つ手と切り花

「自分が亡くなった後は故郷の海で静かに眠りたい」「大好きな海へ自然な形で還りたい」と散骨を望む方は一定数います。心を込めて故人様を見送るために、周りの方々や環境に十分配慮して正しく行うことがとても大切です。

シーセレモニーでは海洋散骨プランだけでなく、粉骨サービスや手元供養品の販売も行っています。「ご遺骨を全て海に還してしまうのは寂しい」とお考えの方は、一部を手元に残す方法もございます。

海洋散骨や供養に関することで不明な点がありましたら、お気軽にシーセレモニーまでお問い合わせください。


監修者 | 島田 快

散骨ディレクター・終活カウンセラーを務めております島田です。皆さまからいただきました疑問の声にお応えしながら、少しでも海洋散骨のご不安を和らげるお手伝いを出来ればと思っています。海洋散骨に限らず、終活や墓じまいに関してのお悩みなどもお気軽にお寄せください。

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