遠方での海洋散骨や改葬を検討する際、避けて通れないのが移動の問題です。特に飛行機を利用する場合、「大切なご遺骨をどのように運べばよいのか」「そもそも飛行機の中に持ち込めるのだろうか」と不安に思う方も多いでしょうか。
実はご遺骨は機内に持ち込むことが可能です。ただし、スムーズに搭乗するためには、航空会社のルールや周囲への配慮など事前の準備が欠かせません。
本記事では、ご遺骨を機内に持ち込むための方法と、注意すべきポイントを詳しく解説します。
目次
遺骨は機内に持ち込むことができる

ご遺骨は飛行機の機内に持ち込むことが可能です。多くの航空会社の規定でも、ご遺骨は「機内持ち込み手荷物」として搭乗が許可されています。
例えば、日本航空では倒れないよう安定した容器に納め、風呂敷や袋に包むことで機内に持ち込むことができると明示されています。保安検査場でもご遺骨を抱えたまま通過することが認められており、ご遺骨の持ち込み自体が禁止されていないことが公式に示されています。
全日空でもご遺骨は機内持ち込み可能で手荷物と同様に扱われますが、サイズによっては客室乗務員から収納について案内がある場合もあります。
事前準備が大切!ご遺骨を機内に持ち込む方法のポイント

ご遺骨を機内に持ち込む際は、当日慌てることがないよう、事前にいくつかの準備を整えておくことが重要です。主な準備内容を以下の表にまとめました。
| 準備内容 | 概要 |
| 航空会社への事前連絡 |
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| 書類の準備 |
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| 骨壺・容器の安全確認 |
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| 外装の配慮 |
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| 国際線の場合の追加確認 |
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ご遺骨を手荷物として機内に持ち込む際の注意点

ご遺骨を機内に持ち込むこと自体は可能ですが、安心して移動するためにはいくつか注意すべきポイントがあります。
手荷物のサイズ制限の確認
ご遺骨を機内に持ち込む際、航空会社ごとの手荷物規定を確認することが不可欠です。各社で重量やサイズ、個数などの制限が異なっており、国内線・国際線でも条件が異なる場合があります。
例えば、一般的な機内持ち込み手荷物の制限内であればご遺骨を持ち込めるとしていますが、骨壺がその範囲を超える場合は特別旅客料金の支払いが必要になる場合もあるため、事前に航空会社の案内を確認しましょう。
保安検査場での検査
機内に持ち込む際に、保安検査場を通過する必要があります。そのとき遺骨が入った容器はX線検査にかけられることがありますが、金属製や密閉された素材だと内容物が確認できないことがあり、検査で手元に出されたり追加の確認を求められることがあります。
それらの問題を回避するためには、木製やプラスチック製などのX線が透過しやすい素材の容器を選ぶとスムーズです。また、遺骨であることや火葬済みであることを示す証明書類を提示することで、保安検査が速やかに進む場合もあります。
周囲の乗客への配慮

ご遺骨を機内に持ち込む際、周囲の乗客への配慮も忘れてはなりません。遺骨や骨壺をそのまま見える状態で持ち込むと、他の乗客に不快感を与える可能性があります。
そのため、風呂敷や専用のバッグに包んで目立たないようにするなど、他の利用者への気遣いを心掛けることが重要です。
国際線での追加手続き
海外へご遺骨を持ち込む場合には、出国・入国双方での手続きが必要になることがあります。
航空会社の規定だけでなく、訪問国や帰国時の国の検疫や税関のルールも確認しておきましょう。国や地域によっては、英文の火葬証明書や死亡証明書が求められる場合があり、事前の準備が欠かせません。
トラブルなくご遺骨を機内に持ち込めるよう準備が大切

ご遺骨を飛行機で運ぶ際には事前準備と注意点への理解が何より重要です。航空会社ごとの手荷物規定を確認し、適切な容器や証明書を用意しておくことで、スムーズかつ安全に機内に持ち込むことができます。
そして何より、ご遺骨に対して敬意を持ちつつ、同時に他の乗客への配慮も忘れずに行うことが大切です。準備が万全であれば、安心して故人と共に目的地へ向かうことができるでしょう。

また、遺骨の運搬やその後の納骨、供養について不安な点がある場合には、専門の葬祭サービスを利用するのも一つの手です。
シーセレモニーでは、葬送や納骨、海洋散骨などについてのサポートを提供しており、初めての方でも安心して相談できる体制が整っています。故人との旅路が心穏やかなものになるよう、専門家とともに準備を進めてみてください。



