現代の生活環境や宗教観の変化により、故人様の供養方法も多様化しています。そのなかの一つに、「ダイヤモンド葬」と呼ばれる供養方法があるのをご存知でしょうか。
供養とダイヤモンドという、一見すると結びつかない言葉ですが、近年ではこのダイヤモンド葬を選択する方が増えているといいます。
そこで今回は、ダイヤモンド葬の具体的な手順や費用、注意点について詳しく解説をしていきます。新しい供養方法に興味があるという方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ダイヤモンド葬とは?
ダイヤモンド葬は、近年注目を集めている「お墓を持たない供養方法」の一つです。
故人様のご遺骨を納骨せずに、自宅で保管する供養方法を手元供養と呼びますが、ダイヤモンド葬は手元供養と併用できる供養方法です。
具体的には、ご遺骨に含まれている炭素を用いて人工のダイヤモンドを作成し、アクセサリーとして身に着けたり、宝石のまま自宅に保管したりします。人工ダイヤモンドは、物理的・化学的に天然ダイヤモンドと同様の特性を持つため、ダイヤモンドとしての品質に差異はほとんどありません。
遺骨ダイヤモンドの作成方法
遺骨ダイヤモンドを作成するには、専門業者に依頼する必要があります。この項目では、遺骨ダイヤモンドの作成手順を一つずつ紹介していきます。
手順1:専門業者の選定と見積もり
遺骨ダイヤモンドを取り扱っている業者を探して依頼を行います。最初から一つの業者に絞らず、複数の業者に見積もりを提出してもらい、費用とサービス内容を精査します。
手順2:ご遺骨を業者に送る
日本の専門業者にご遺骨を預けます。遺骨ダイヤモンドの作成は、海外の業者によって行われているため、ご遺骨は海外の工場へと空輸されます。
手順3:ダイヤモンドの製造を待つ
海外でのダイヤモンド製造に掛かる期間は、4~6ヶ月程度です。ご遺骨からダイヤモンドへと加工し、品質検査や鑑定を受けた後、保証書や鑑定書と共にダイヤモンドが送られてきます。
手順4:日本国内でアクセサリー加工を施す
海外から送られてきたダイヤモンドは、国内で指輪やネックレスに加工します。もちろん、最初の契約内容によってはアクセサリーに加工せずに、そのままの形で受け取ることも可能です。
遺骨ダイヤモンドの費用相場
遺骨ダイヤモンドの費用相場は、通常の天然ダイヤモンドと同じように、カラット数や研磨、カットデザインなどによって大きく変わります。
一般的な相場としては、0.2カラットで40万円程、1.0カラットで200万円程になるようです。この費用にプラスして、ジュエリー加工代が必要です。
遺骨ダイヤモンドを作る際の注意点
遺骨ダイヤモンドを作成する際には注意しなければいけないことがいくつかあります。
加工後は元には戻せない
ダイヤモンドに加工された遺骨は元に戻せません。ご遺骨は残された人にとって、心の拠り所になります。家族や親戚とも相談し、加工の了承を得ることが重要です。
紛失や盗難に注意
小さなダイヤモンドに加工されるため、紛失に注意しましょう。また、アクセサリーに加工した場合も、見た目は市販されているアクセサリーと変わらないため、盗難される可能性もあります。
遺骨ダイヤモンドは、通常のダイヤモンドのように紛失や損傷に対する保護がないため、取り扱いに注意が必要です。
ダイヤモンド葬はシーセレモニーで
シーセレモニーでは、故人様やご遺族様の希望に合わせたオーダー形式のダイヤモンド葬を実施しています。スイスで製造したダイヤモンドを、日本でジュエリー加工いたします。職人の手作業で丁寧に作られた世界に一つだけのダイヤモンドジュエリーとなります。
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