これまで故人様の供養といえば、先祖代々のお墓へと定期的にお参りに行くのが一般的でした。しかし、近年では時代の流れや死生観の変化に伴い、供養方法も多様化しています。そのような新しい供養方法の一つとして、遺骨ペンダントがあるのをご存知でしょうか。
今回は、遺骨ペンダントの作り方を含めて、最近注目を集めている遺骨アクセサリーについて詳しく解説していきます。お墓を必要としない供養方法を探しているという方は、ぜひ参考にしてください。
目次
遺骨アクセサリーとは?
遺骨アクセサリーとは、故人様のご遺骨をアクセサリーの一部に加工することです。ペンダント以外にも、指輪やピアス、イヤリングなどにも加工できます。
遺骨アクセサリーが世間に広まりだしたのは2000年代だといわれています。これは、自宅でご遺骨を保管する手元供養をする方が増加してきた時期と重なります。自宅だけではなく、外出先でも故人様と共にいたいと願う方が、遺骨アクセサリーを身に着けはじめました。
遺骨ペンダントの作り方
遺骨ペンダントの作り方はシンプルです。チェーン部分は市販されているチェーンを利用し、トップ部分にご遺骨を利用するのが一般的です。そして、その場合は2つの方法が考えられます。
1.遺骨カプセルタイプ
ご遺骨を粉末化したものをカプセルに詰め、それをペンダントのトップ部分として利用するタイプです。
専用カプセルを購入するだけで、自分が好きなチェーンと組み合わせてペンダントにできるという手軽さがあります。
2.樹脂加工タイプ
特殊な樹脂を用いて、ペンダントトップそのものに粉末化したご遺骨やご遺灰を直接的に埋め込むタイプです。カプセルタイプとは違い、湿度や気温による劣化が起こりにくく、防水性や耐久性もあります。
一点物のアクセサリーとなりますが、デザインも市販されている物と変わらないため、見た目で遺骨ペンダントと分かることはありません。
ご遺骨をダイヤモンドにする方法も
先述した2つのタイプ以外に、ご遺骨をダイヤモンドに加工するという特別なアクセサリーもあります。
ご遺骨から炭素を抽出することで、人工のダイヤモンド石を製作することができます。メモリアルダイヤモンドとも呼ばれており、天然ダイヤモンドに引けを取らない美しさです。
費用はダイヤモンドの大きさにもよりますが、40~200万円程度です。
シーセレモニーでも遺骨ダイヤモンドの作成を承っています。提携している海外の業者にご遺骨を輸送し、作成後にアクセサリーに加工します。詳細は下記のリンクをご確認ください。
残りのご遺骨はどのように供養する?
どのタイプの遺骨アクセサリーでも、ご遺骨の全てを使用するわけではりません。そのため、ご遺骨アクセサリーを作る場合は、残ったご遺骨の供養方法についても、あらかじめ検討しておく必要があります。
例えば、手元供養を続けたり、お墓に納骨したりなど、その方法はさまざまです。
近年では、海や山などの自然に粉末化したご遺骨を撒く、散骨と呼ばれる供養方法を選択する方も増えています。
シーセレモニーの海洋記念葬
シーセレモニーでは、故人様やご遺族様に寄り添った海洋散骨プランを提供しています。散骨の日を、故人様の新たなる旅立ちの日とし、「海洋記念葬」と呼んでいます。
代表的な3つのプラン
シーセレモニーでは、ご遺族様が利用しやすいプランを提供しています。
クルーザーを貸切に、ご遺族様だけでゆったりと散骨ができる『ファミリー散骨プラン』や、何らかの事情で散骨に参加できないご遺族様に代わり、シーセレモニーのスタッフが散骨を行う『代理散骨プラン』、複数のご遺族様が乗船し、散骨を行う『合同乗船散骨プラン』など、ご予算や参加人数に応じたご希望のプランをお選びいただけます。
手元供養品も販売
散骨と手元供養の両方を行いたい場合には、散骨クルージング当日にご遺骨を納めた手元供養品をお渡しいたします。自宅に置いても違和感のないオシャレなデザインの骨壷やフォトフレームなどが人気です。
海洋散骨や手元供養に興味を持たれましたら、お気軽にシーセレモニーまでお問い合わせください。