海や山などに粉末化したご遺骨を撒く「散骨」と呼ばれる供養方法を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
近年、これまでの日本の供養方法とは異なる散骨を選択する方が増えています。その背景には、散骨を選択した日本の有名人の影響もあるといえます。
今回は散骨が選ばれる理由や、日本の有名人で散骨を行った方について詳しく解説します。また、シーセレモニーが提供する海洋散骨プランについても併せて紹介します。
目次
散骨を選択する人が増えている理由
散骨が注目を集め、実際に選択する方が増えているのには、いくつかの理由があります。
故人の「自然に還りたい」という願い
生前より、海や山などの自然が好きだったという方は、「死後は自然に還りたい」と願うケースが多く、ご遺族様がその希望を叶える形で、散骨を選択されるようです。
金銭的な負担を減らしたい
先祖代々のお墓を維持していくためには、半永久的に費用が必要です。
維持費だけではなく、修繕費やお布施も必要になるため、総合的に費用がかさみます。散骨の場合、一度行えばそれ以降は全く費用が掛からないため、金銭的な負担を減らしたい方にとって大きなメリットです。
遺された家族に迷惑を掛けたくない
お墓を維持するためには、金銭的な負担だけではなく、手間暇も掛かります。
自分の死後、遺された家族や子孫に面倒を掛けたくないという理由で、お墓を持たない散骨を選ぶ方も多いです。
散骨を選択した日本の有名人
散骨という供養方法が広く一般に知れ渡るようになった要因として、有名人が散骨をしたことが挙げられます。
石原裕次郎(没年1987年)
海のイメージが強い昭和の国民的大スターである石原裕次郎さんは相模湾に遺骨の一部を散骨しています。
石原慎太郎(没年2022年)
石原裕次郎さんの兄であり、元東京都知事の石原慎太郎さんも葉山町沖から散骨をしています。
これは、「骨は必ず海に散らせ」という遺言をご家族が果たしたといわれています。
勝新太郎(没年1997年)
映画「座頭市」シリーズが有名な俳優の勝新太郎さんは、御本人が好きだったハワイのワイキキ沖で散骨を行われました。
散骨のルール
どのような供養にもルールやマナーが存在するように、散骨にも守らなければならないものがあります。
最も重要なのが、ご遺骨は必ず粉末状になるまで粉骨しなければならないという点です。万が一、元の形が分かる状態で散骨をすると、死体遺棄罪といった罪に問われる可能性があります。
シーセレモニーの海洋記念葬
故人様やご遺族様に寄り添うことを第一にご遺骨サポートを行うシーセレモニーでは、いつまでも記憶に残るようなオリジナルの海洋散骨プランを提供しています。
ご家族だけでクルーザーをチャーターし、故人様を偲びながら落ち着いた環境で散骨ができる「ファミリー散骨プラン」や、何らかのご事情で散骨に参加できないご遺族様に代わり、スタッフが散骨を行う「代理散骨プラン」など、ご遺族様の利用しやすいプランを自由にお選びいただけます。
海洋散骨に興味を持たれましたら、シーセレモニーまでお問い合わせください。