家長制度が主流の昭和の時代とは違い、核家族化が当たり前となりつつある日本では、家族や親戚といった身近な人の死を経験する機会も少なくなりました。
そのため、「故人を弔う」とは、具体的にどういったことをすれば良いのか、よく分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、一般的に弔事と呼ばれる、故人の逝去からお葬式、その後の各種法要含めた一連の流れについて、順を追って解説していきたいと思います。令和という時代に即した弔い方の参考にしてみてください。
弔うとは
「弔う」とは、故人の死を悲しみ、悔む意味があります。そして、弔い方は自分と故人の関係によっても異なってくるといえます。
例えば、故人の遺族の場合、訃報の連絡から通夜、葬式といった弔事を取り仕切ること自体が弔う行為です。遺族ではない場合の弔いでは、遺族に対してお悔やみを述べたり、弔事に出席したりすることが弔う行為につながります。
弔事でのご遺族様の役割
弔事は、故人との最後の大切な別れの儀式ともいえます。したがって、弔事をつつがなく行うためにも、遺族の役割は大きくなります。
遺族としてすべきことのなかでも、特に重要となるのが「訃報の連絡」と「葬儀の準備」となります。次の項目で、それぞれについて詳しく紹介していきましょう。
訃報の連絡
弔事の一連の流れのなかで、最初に行うことは生前故人と関係のあった方々への連絡です。どの程度の関係があった方まで連絡をするのかは、故人によって違ってきます。一般的には、親戚や故人の友人、勤めている場合は勤務先や近所の住人などが挙げられます。
連絡方法は電話が主流ですが、メールやSNSといった方法を取るケースもあるようです。訃報で相手に伝える内容は、誰が亡くなったのか・喪主の名前や連絡先、通夜や葬儀の日程などが挙げられます。
葬儀の準備
葬儀は、通夜と告別式、火葬までを含めたものを指します。故人が病院で亡くなった場合、病院から安置場所へとご遺体を移動しなければならないため、始めに葬儀社を決めます。
その後は、葬儀社との打ち合わせを通じて、通夜や告別式、火葬までの段取りを決定していきます。また、日頃からお付き合いのある僧侶がいる場合、葬儀に合わせて来てもらえるように連絡を取ることも忘れてはなりません。
葬儀後の供養は海洋散骨
葬儀後に、初七日や四十九日法要といった弔事を経て、納骨となるのが一般的です。しかし、近年では故人の遺志により、お墓への納骨ではなく、海洋散骨を行うという方も増えています。
シーセレモニーの海洋散骨プランでは、ご家族の人数に合わせてクルーザーをお選びいただき、故人との最後のお別れをすることができます。
貸切のクルーザーだから、周囲を気にせずにゆっくりと故人との思い出に浸れることでしょう。海洋散骨という、令和の時代ならではの弔い方に興味を持たれましたら、お気軽にお問い合わせください。