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埋葬にも種類がある?お墓以外の埋葬方法とは

2021.03.31
お墓のお悩み
家族でお墓参り

埋葬とは、亡くなった人をそのまま土に埋めることを指し、土葬と同じ意味を持ちます。海外では、今でも土葬が一般的とされている地域も多く、日本でも土葬にまつわる文化が残っている地域もあります。

しかし、ほとんどの方が火葬を行うようになった現在の日本では、火葬後のご遺骨をお墓に収めることも埋葬と呼ぶのが一般的です。埋葬方法といえば、多くの方が代々受け継がれてきた家族のお墓を想像するのではないでしょうか。

しかし、家族のお墓がなくても、ご遺骨を埋葬・供養できる方法はいくつもあります。「お墓までの距離が遠く、なかなか足を運べない」「お墓の継承者がいない」などのお悩みをお持ちの方は、お墓以外の埋葬方法を検討してみましょう。

家族のお墓だけではない埋葬の種類

子どもが手を合わせるシーン

大切な故人様やご先祖様を供養するのは、家族のお墓でなければならないと思っている方もいるのではないでしょうか。

しかし、最近ではさまざまな事情によってお墓の維持や管理が難しくなってしまうこともあります。

仮にお墓の管理ができなくなった場合でも、埋葬の方法を変えれば維持や管理についての心配をせずにご先祖様の供養が可能です。ここでは埋葬の種類についてみていきます。

お墓に遺骨を納める

お墓

ご遺骨をお墓に納めるのは、日本で最も一般的な埋葬方法です。

火葬の後、骨壷に納められたご遺骨をお墓の中にある石でできた納骨室という空間に安置します。世間一般的な供養方法であり、多く方がお墓に眠っています。

永代供養を依頼する

永代供養先

寺院や霊園などに永久的な供養をお願いして、永代供養墓という共同の墓地にご遺骨を納める方法もあります。

はじめからご遺骨をひとまとめにして供養するところや、個別で管理したのち、ひとまとめにするところなど、墓地によってさまざまです。墓じまいされた方の供養先として永代供養はよく利用されています。

納骨堂に収める

骨壺

納骨堂とは、多くの骨壷が安置されている屋内施設を指します。

3年、13年など、法要の節目に合わせて利用期間を選択することが多く、その後は永代供養墓のような合同墓に埋葬されることが一般的です。

散骨・自宅供養

手元供養品の骨壺とフォトフレーム

散骨は、粉状にしたご遺骨を、海や山に撒いて自然に還し供養することです。

ご遺骨の全てを粉状にして散骨するほか、ご遺骨の一部を残してお墓に埋葬したり、手元で保管したりもできます。しばらく自宅供養したあとに、霊園や墓地に埋葬するのも選択肢のひとつです。

樹木葬

山林

海洋散骨と同じく自然葬の一つとして、樹木葬という選択肢もあります。

樹木葬は、墓石の代わりに桜や紅葉などの樹木をシンボルにしてご遺骨を埋葬します。ご遺骨を直接土に還らせる方法のため、基本的に骨壷は必要ありません。

変化する埋葬事情とこれからの供養の形

お母さんと子供が手を合わせる

大家族を目にすることも多かった時代と異なり、近年、家族のあり方も多様化しています。その変化にともなって、埋葬方法の選択肢も増えてきました。

時代は変わっても、大切な人や自分のご先祖様を、「心を込めて供養したい」という気持ちは変わらないものです。物理的な距離の問題や、継承者がいないという理由からお墓を持つ必要性を感じられないという方は、今の暮らしに合う埋葬方法を探してみてはいかがでしょうか。

そのなかで、海洋散骨にご興味のある方は、ぜひお気軽にシーセレモニーへご相談ください。


監修者 | 島田 快

散骨ディレクター・終活カウンセラーを務めております島田です。皆さまからいただきました疑問の声にお応えしながら、少しでも海洋散骨のご不安を和らげるお手伝いを出来ればと思っています。海洋散骨に限らず、終活や墓じまいに関してのお悩みなどもお気軽にお寄せください。

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