本日は、東京・芝浦にある弊社専用の「クリブ桟橋」から出航し、アニー号で実施させていただいたファミリー散骨クルーズの様子をご紹介します。
この日ご乗船いただいたのは、ご親族5名様。
お母様のご散骨を希望され、ご家族でのお見送りとなりました。
出航時は、春の日差しがやわらかく海面を照らし、風も穏やか。
まさに、海洋散骨にふさわしい静かでやさしい天候に恵まれました。
アニー号は、都心の運河を抜け、徐々に視界が開けていくコースを進みます。
都会の喧騒が遠ざかり、広がる空と海が、心をゆるやかにほどいてくれるようです。
船が進むにつれて、遠くに羽田空港が見えてきました。
ちょうど頭上を旅客機が通過し、間近で見るその迫力に、ご家族からは「わぁ!」という驚きと笑顔がこぼれました。
そんな風景も、このクルージングならではの醍醐味。
変わりゆく景色が、どこか心を軽くしてくれます。
そして、羽田沖の散骨ポイントに到着。
いよいよ、セレモニーの時間となります。
まずは皆様でお別れの言葉をかけられ、お母様を、海へお還しいただきました。
続いて献酒
そして献花
最後に黙とうを捧げました。
セレモニー後、アニー号は献花の中心をゆっくりと周回。
水面に浮かぶ花びらが、道のように続いていく様子は、胸に残る美しい光景となりました。
帰路につくころには、ご家族の皆様もどこかほっとされたご様子で、船内では思い出話に花が咲いていました。
海風とともに流れるその時間は、「悲しみ」だけではない、あたたかな別れのかたちを感じさせてくれます。
やがてアニー号は、出航したクリブ桟橋へと静かに戻り、ご散会となりました。
このたびのご用命、誠にありがとうございました。
大切な節目のひとときを共にできましたこと、スタッフ一同心より感謝申し上げます。
お客様の声
本日はありがとうございました!
思っていた通りの素敵な式になりました。
故人の希望でもあった「海に散骨」が叶い本人も喜んでると思います。
私達夫婦は旅行が趣味なので、今後羽田空港を使うたびに、または飛行機の窓から海を見おろすたびに母を思い出すと思います。
本当に穏やかな海で、透き通るような晴れ日にお別れの式ができてほっとしています。
ありがとうございました。