『宮古ブルー』と称えられる、深く透明な海。
先日、この美しい海からの新たな旅立ちをお手伝いさせていただきました。

出航は、平良港そばにひっそりと佇む、穏やかな桟橋から。
豪華客船も寄港する平良港を遠くに望むこの場所は、人生の航路を象徴するような、旅立ちにふさわしい光景が広がります。
船内には故人様を偲ぶための心温まるお供えが並びました。
南国らしい鮮やかな献花、沖縄を象徴するオリオンビール、そして宮古島の風土が育んだ地元の銘酒。
故人様を囲み、皆様でこれまでの思い出を語り合う、穏やかで優しい時間が流れます。

散骨のポイントへ到着すると、そこには透き通るような宮古ブルーがどこまでも広がっていました
故人様への深い敬意と、「いつの日かまた会える」という約束を交わし、その背中を送り出します。

故人様がこれから歩む旅路を彩るように手向けられたのは、清らかなお酒と色とりどりの花びら。
それらは波間を漂いながらゆっくりと海へ溶け込み、旅路を照らします。
この場所が故人様にとって、心地よく安らげる地となりますよう、お祈りを捧げました。

宮古ブルーの輝きに包まれながら、新たな旅へと踏み出された故人様。
今回ご家族様は、故人様を肌身離さず感じられるよう、ご遺骨の一部をペンダントに納められました。
息子様もその一つを胸に、広大な海を自由に旅するお父様の想いと遺志を継ぎ、共に歩んでいかれます。
「お父さんがいつも、すぐそばで見守ってくれている」
そんな力強く、固い絆を再確認する、愛に溢れたセレモニーとなりました。
宮古ブルーに抱かれて、どうぞ安らかに。
故人様は大いなる海を自由に旅しながら、これからもご家族の胸元で、優しく微笑み続けてくださることでしょう。
故人様の旅立ちが、ご家族様にとって良き思い出の日となりましたことを心より願っております。

