「立ち会えなくて、ごめんね」代理散骨をご依頼されるご家族様の中には、そんなお気持ちを抱えている方も少なくありません。
大切な方のお見送りをスタッフに託す。それは、決して寂しい選択ではありません。
その場にいられないからこそ、ご家族様がどれほど深く故人様を想い、私たちに託してくださったか。私たちその重みを深く感じております。
私たちスタッフは、単なる「代行者」ではありません。
ご家族様のお心ごと大切にお預かりし、故人様との架け橋となって海へと繋ぎます。
今回は、江の島を臨む湘南の海で執り行われた代理散骨の様子をお伝えします。

今回のお見送りで使用したのは、白く洗練されたデザインのデルフィア号です。
湘南の潮風を感じながら、故人様を穏やかに見送ることができるポイントへとゆっくりと進みます
ご家族様がその場にいらっしゃらなくても、故人様が「今、この景色を一緒に見ていらっしゃる」という敬意を忘れることはありません。

散骨ポイントに到着すると、テーブルに故人様を旅立ちを彩る品々を整えます。
お清めの献酒:海を清め、故人様への敬意を示すためのお酒。
色鮮やかな献花:新たな旅立ちの道標となる花びら。
マリンベル:旅立ちの合図を告げる鐘の音。
背景には江の島のシルエットが浮かび、まるで故人様のお見送りの証人のようにそこに佇んでいます。

いよいよ散骨の儀です。
ご遺骨は水溶性の紙袋に大切に包まれており、ゆっくりと海へと還っていかれます。
波間に溶けていくその姿は、決して寂しいだけのお別れではなく、故人様が海という広大な自然の一部となり、新たに旅立つ神聖な瞬間です。
スタッフがご家族様に代わり、深く手を合わせます。
最後に、海一面に花びらを手向けます。
海風は優しく、波に揺られる花びらは、故人様が進む「自由の旅」を静かに祝福しているかのようです。
そこには厳かで、心が包まれるような温かな空気が流れています。

代理散骨では、いつ、どこで、どのような景色の中で旅立たれたのかをご家族様にお伝えするため、情景を一枚一枚大切に撮影いたします。
後日、ご散骨場所の緯度・経度を記した散骨証明書とともに、ご家族様のお手元にお届けいたします。
それは単なる記録ではありません。
ご家族様が海を眺めたとき、波の音を聞いたとき、潮風を感じたとき。
「あの日、あの場所で海に還ったんだ」と思い出し、故人様と心を通わせることができる「いつでも会える場所」の証です。
散骨は、決して悲しいだけのものではありません。
私たちはこれからも、ご家族様と故人様のそ架け橋となれるよう、誠実に海へと紡いでまいります。

