本日は、羽田沖で行われたファミリー散骨の様子をご紹介します。
今回のセレモニーの様子を動画でもご覧いただけます。
このたびは、大切な旦那様(お父様)のご散骨をシーセレモニーにお任せいただき、誠にありがとうございました。
出航場所は東京湾の越中島桟橋。
木の温もりを感じる「ドーバー号」に乗り込み、空と海が広がる特別な場所へと向かいます。
当日は少し雲が浮かんでいましたが、波は穏やかで、心が落ち着くおだやかな日和となりました。
ご乗船されたのはご家族4名様。
出航後はセレモニーの流れをご説明し、皆さまは思い出話をされたり、静かに海を眺めたりと、それぞれの想いを胸に、穏やかな時間を過ごされていました。
約40分ほど船を進め、羽田空港沖に到着。
ここから、大切な方を海へお見送りする時間が始まります。
皆さまが順番にご遺骨を手に取り、それぞれの「ありがとう」や「また会おうね」という想いを込めて海へと還されました。
お酒を手向け、海を清め、そしてお花をそっと浮かべると、海面が優しい花びらで彩られます。
頭上を飛行機が飛び交う中、最後に黙祷を捧げ、マリンベルを鳴らしてお見送りしました。
その後、ドーバー号は散骨ポイントをゆっくりと周回し、ホーンを鳴らします。
海に浮かぶ花びらが、まるで「いってらっしゃい」と優しく手を振っているように見えました。
海洋散骨は、海という大きな自然の中でお見送りができる、とても自由で温かいお別れの形です。
お墓のような管理の負担がなく、どこにいても海を思い浮かべながら手を合わせることができます。
また、散骨ポイントの座標をお渡しするので、同じ場所で法要クルーズを行ったり、ご夫婦やご家族で同じ場所に還ることも可能です。
「自然に還る」という選択肢には、開放感と静かな癒しがあり、これからの心の支えになることと思います。
帰り道では、皆さまが自然と笑顔を見せてくださり、ほっと一息つかれているご様子がとても印象的でした。
越中島桟橋に戻り、最後にお見送りのご挨拶をさせていただき、本日のセレモニーは無事に終了いたしました。
この度はシーセレモニーをご利用いただき、本当にありがとうございました。
海と空に包まれながらのお見送りが、これからもご家族の大切な思い出となりますよう、心よりお祈り申し上げます。