スピリチュアルと散骨 | お墓を持たない供養方法

2023.07.05

海洋散骨

これまでの日本の供養といえば、先祖代々のお墓に納骨し、節目ごとにお参りをするといった方法が一般的でした。

しかし、少子高齢化や時代の流れにより、供養方法にも変化が見られはじめました。特に、目には見えないスピリチュアルな存在を重視する人は、近年では「お墓を持たない供養方法」を選択する方も増えています。

今回はお墓を持たない供養方法の種類や選択するメリットについて、詳しく解説をしていきます。

スピリチュアルとお墓の関係性

本来、供養とは、遺された家族が故人を偲ぶ行為です。

つまり、お墓という形がなかったとしても、成立するものだといえます。そのため、スピリチュアルを重視する方は、お墓を構えること自体に疑問を感じているという方も少なくありません。

そういったなかで注目されているのが「お墓を持たない供養方法」です。形式にとらわれず、自分たちのライフスタイルや故人に対する思いに最適な供養方法を見つけたいと考えるひとが増えています。

具体的にお墓を持たない供養方法としてどのような方法があるのか、スピリチュアルに関心がある方におすすめできる代表的なものを紹介していきます。

散骨とは、故人のご遺骨を粉末化し、海や山へ撒くという供養方法です。

散骨する場所によって、海洋散骨や山林散骨のように呼び名が変わります。「死後は自然に還りたい」といった思いを持つ方が選択するケースが多いです。

また、大気圏や月にご遺骨を収めたロケットを飛ばす「宇宙葬」も散骨の一種です。

シンボルとなる大きな樹木の下に納骨をする供養方法を樹木葬と呼びます。

散骨と同じ供養方法だと思われがちですが、実は全く違う性質を持っています。それは、散骨がご遺骨を「撒く」のに対して、樹木葬ではご遺骨を「埋葬する」ところです。

散骨を個人で行うのは法律違反には当たりませんが、樹木葬は法律で認められた場所にしか埋葬できないので注意が必要です。

ご遺骨を自宅などの手元に残して管理する方法を手元供養といいます。

常に近くに故人を感じられるところや、形に囚われず自由に祭壇を作って供養ができるところがメリットです。また、ご遺骨を加工してアクセサリーにして、肌身離さず持ち歩く方も多いようです。

シーセレモニーでは、散骨をすることで故人様の新たな旅立ちの記念日としてほしいという願いから、海洋散骨を「海洋記念葬」と呼んでいます。

この海洋記念葬では、ご家族だけでクルーザーを貸切にして散骨を行う「ファミリー散骨プラン」や、何らかの事情で散骨に参加できないご遺族様に代わり、スタッフが散骨を行う「代理散骨プラン」など、利用しやすいプランを提供しています。

さらに、散骨に必要な粉骨サービスや、故人様を偲ぶ年忌法要クルーズなど、故人様やご遺族様に寄り添ったご遺骨の供養サービスを展開しています。

海洋散骨に興味を持たれましたら、シーセレモニーまでいつでも気軽にお問い合わせください。