今回は、海洋散骨とともに「精進落としプラン」をご予約いただいたお客様のご紹介です。
精進落としとは、かつては忌明けの食事を意味していましたが、現代では「故人への供養」や「親族やお世話になった方への感謝を込めた会食」として選ばれる大切なひとときです。
まずは船の前でご家族、ご親族、ご友人の皆様そろって集合写真。皆様の笑顔から、あたたかな絆が感じられました。
船長とスタッフが丁寧にご案内し、安心してご乗船いただきます。
出港後は出来立てのお料理やお飲み物をお楽しみいただきながら、散骨ポイントへ向かいました。
今回はシェフが同乗し、温かいお料理から冷たいデザートまで、弊社オリジナルのお食事をご用意。
美味しい料理とキンキンに冷えた生ビール、東京湾の景色が合わさり、皆様に至福のひとときをお届けしました。
約30分でゲートブリッジ沖に到着。
比較的波が穏やかで、散骨にふさわしいポイントを船長がご案内いたします。
ご散骨された緯度・経度は後日「散骨証明書」としてお渡ししております。
セレモニーは、皆様で故人様のご冥福をお祈りする黙祷から始まりました。
その後、お別れのご挨拶が済んだ方から、環境にやさしい水溶性の紙に収められたご遺骨を、静かに海へとお見送りいただきました。
ご家族皆様の想いがひとつに重なる、あたたかな時間となりました。
続きまして献酒・献花の順番で式を進めて参ります。
献酒は神様や仏様にお供えすることで、日々の健康や実りを願い、故人様を偲ぶ大切な儀式です。
また、献花は故人様のご冥福を祈り、感謝と哀悼の気持ちをお伝えするために行われます。
故人様がお好きだったお花をご用意することも可能ですし、少量でしたらお酒やお飲み物をお持ちいただくこともできます。
どうぞお気軽にお申し付けください。
献花後マリンベルを8回鳴らしながらお花の周りをゆっくりと一周いたします。
故人様との思い出に浸りながら、「お疲れ様でした。ゆっくり休んでね」と各々最後のお言葉をかけていただきました。
名残惜しいお別れではございますが、散骨した後も故人様はいつまでも空の上から私たちのことを見守ってくれていることだと存じます。
世界中どこにいても海は繋がっております。寂しくなった時、会いたくなった時、海を見て手を合わせることで、ご供養にもなることでしょう。
セレモニー閉式後、船はゆっくりと下船桟橋へと進んでまいります。
引き続き美味しいお食事を召し上がっていただきながら、故人様との想い出を振り返り、和やかなひとときを過ごされておりました。
桟橋に到着後は、スタッフがお一人ずつ順番に丁寧に下船をサポートいたします。
初めて船に乗られる方でも、安全にご利用いただけますのでどうぞご安心ください。
この度のご用命、誠にありがとうございました。
ご家族皆様で笑顔あふれるお見送りのお手伝いができましたことを、心より光栄に存じます。
これからも「東京湾で安心して行える海洋散骨」「家族での温かい供養の場」として、多くの方に寄り添えるサービスをお届けしてまいります。